1日の終わり ページ18
Aside
A「ごちそうさまでした」
土方)美味かったか?
A「はい、兄上はいつもこんなに美味しいご飯を食べてらっしゃるのですね。羨ましいです。」
食べ終わった食器を見つめながら答える。
土方)明日から毎日この飯が食えるからな。沢山食えよ。
兄上は微笑みながら優しく私に言った。
私は食器から目を離して兄上を見て
A「はい!」
と、満面の笑みで答えた。
兄上の顔が少し赤くなったのは気のせいだろう。
土方)お、もうこんな時間か。部屋まで送ってやる。
兄上が後ろにある壁時計を見て言った。
私も振り向いて確認すると午後10時をさしていた。
随分と長い間ここに居たらしい。
よく見ると周りにいる人たちも数人しかいない。
A「ありがとうございます。もう部屋に戻ります」
私達は椅子から立ち上がり食器を返して部屋を目指した。
廊下から見える夜の江戸の空は星が綺麗に輝いていたが都会だからだろうか。あっちにいた頃より輝いていないように見えた。
だが、私にはこれからの生活を考えるとこっちの空の方が良く感じた。
静かに歩いていると部屋についた。
土方)ついたぞ。明日は見回りに行く。総悟もいるぞ。
兄上が明日の予定を淡々と言った。
「総悟もいるぞ。」
何故かその言葉だけ小さく聞こえた。
不思議に思ったがこれもやはり私の気のせいだろいと兄上に聞かなかった。
A「分かりました。迷惑にならぬよう気をつけてご一緒させていただきます。」
土方)いや、Aは大丈夫だ。迷惑なのはあいつらだから…明日、会わなきゃいいが……
兄上は、呟きながらいった。
A「あいつらとは…?総悟以外にもいるのですか?」
土方)おまえそれ、さりげなーく総悟のことディスってんだろ。
A「いえいえ、そんな!気のせいですよ。」
土方)嘘つけ。まぁ、明日分かるだろう。
フッ…と笑いながら兄上は言った。
A「フフッ…それでは明日楽しみにしています。おやすみなさい」
土方)あぁ、おやすみ。
そう言って兄上は廊下を戻っていった。
兄上が見えなくなったのを確認すると、自分の部屋に入り襖を閉め、布団をひいて眠りについた。
疲れたからかいつもなかなか寝付けないのに今日はすぐに寝れた。
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もも(プロフ) - 天藍(サブ)さん» 沖田ですね!コメントありがとうございます! (2018年5月10日 22時) (レス) id: 05bddfc163 (このIDを非表示/違反報告)
天藍(サブ) - 沖田エンドがいいです! (2018年5月8日 0時) (レス) id: cb3447b729 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - Rai*葵さん» コメントありがとうございます!ストーリーを褒めていただくのはとても嬉しい限りです!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします!! (2017年12月30日 12時) (レス) id: 05bddfc163 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 鈴音さん» コメントありがとうございます!口調やっぱりおかしいですよね…すみません。時々自分でも口調が分からなくなってしまって…これから頑張って気をつけていきます! (2017年12月30日 12時) (レス) id: 05bddfc163 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 風格さん» コメントありがとうございます!そうなんですw土方さんシスコンですw過保護な土方さんをどうかみてやってくださいw (2017年12月30日 12時) (レス) id: 05bddfc163 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しめじ | 作成日時:2017年11月9日 19時