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no side


「はぁぁ〜〜……」



「くずはぁ、さっきからため息ばっかついてるじゃーん」



薄い紫がかったシルバーに濃い紫と少しのピンクがメッシュに入っている髪の男がポテトを咥えながら指摘する



「幸せ逃げるぞ〜」



大きなピアスを揺らす褐色肌の男は顔を上げる事はせず、手元の携帯でゲームをしながら適当に会話を広げる



「はッ?! そこで仕掛けてくるマ?!?」



赤い髪を後ろで一つに括った男はゲームに夢中なようで会話にすら入ってこない



三者三様、魅力あふれる四人組は某ファーストフード店に集まっていた



周りの女の子たちの視線など気にしない様子で会話を続ける



「そんなに溜息ついてた?」



白い髪の男の問いかけに、シルバーの髪の男は無言で頷いた



「はぁ…」



「なになに、くっさんなんか悩んでんの?」



赤髪の男は少しにやけながら訪ねる



どうやらゲームには負けたようだ



「どうせ例の女の子の事でしょ」



褐色肌の男も今度は顔を上げて頬杖をつきながら少し気だるげに話す



図星だったようで、白い髪の男は軽く目を見開いた



「エッ。恋煩いマ〜〜?!?」



赤髪の男は分かりやすくテンションを上げ、特徴的な話し方で茶化す



「うるせぇ!! そんなんじゃねぇよ…」



「あ〜!ローレンがずはのこと泣かせたぁ〜!」



赤髪の男の名はローレンというらしい



「それはなんかじゃない?もとはと言えばふわっちが始めた話ではあるよ?」



シルバーの髪の男はふわっちと呼ばれているようだ



「二人ともうるせぇ。ここ一応店内ね」



ぎゃあぎゃあと騒ぐ2人を一瞥してから視線を戻す



「で? 今度は何に悩んでんの?」



「イブお前、分かって聞いてんだろ」



褐色肌の男はイブと呼ばれている



そんな彼を軽く睨みまた溜息をつく男、葛葉

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作者名:右京 | 作成日時:2024年3月20日 22時

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