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＿お店を出た二人の男女は並んで歩く＿
「葛葉くん、本当に奢ってもらっちゃっていいの？」
「ん、俺が無理やり連れてきたようなもんだし、気にすんな」
「そっか、ありがとう」
＿夜の静けさの中でぽつぽつと話す二つの影＿
＿尽きることのないテンポの良い会話＿
＿しかしふとその会話が途切れる＿
＿下を向き黙っていしまった背の高い影＿
「これからも、みかけたら話しかけてもいい、デスか」
どれだけ初心なのだろうか
耳を赤く染めて問いかける
＿その問いかけに笑顔で頷くもう一つの影＿
＿彼らの間には穏やかな空気が漂っている＿
＿あぁ、ほら見て＿
＿雨はもう止んでいる＿
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＿＿＿＿＿＿＿
no side
「葛葉くん、本当に奢ってもらっちゃっていいの？」
「ん、俺が無理やり連れてきたようなもんだし、気にすんな」
「そっか、ありがとう」
「これからも、みかけたら話しかけてもいい、デスか」
どれだけ初心なのだろうか
耳を赤く染めて問いかける
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作者名：右京 | 作成日時：2024年3月20日 22時
