今日:35 hit、昨日:103 hit、合計:44,324 hit
小｜中｜大
12 ページ13
葛葉side
仲の良い奴らとゲームをしていたら、もう遅い時間になっていた
楽しいことをしている時は時間の流れが早く感じるのは俺だけだろうか
帰ったらさっきの続きをやろう、などと考えながら歩いていたら
今まで泣きそうだった空が我慢の限界を超えたようで
「うわ、最悪」
なんて独り言をこぼしながら少し駆け足になる
何となく顔を上げ、目を向けた先に映ったのは
廃れた公園の真ん中に立つ一人の少女の後ろ姿
雨が降っているのなんて気にしないような様子で立っていて
その姿を水銀灯の冷たい光が彼女を照らす
今にも消えて無くなりそうで
奇妙な焦燥感に駆られた
「あ、の…。」
あれ、何やってんだ俺＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 311人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：右京 | 作成日時：2024年3月20日 22時
