迷い猫とホスト【完】

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「姫様のご来店でーす！」
「「いらっしゃいませー！」」


"あ、新規さんですね、席に案内します"と年齢確認が終わった後、内勤スタッフが席に案内してくれた。初回だからと、写指するホストを選ぶ為タブレット端末が私達に渡された。男本と呼ばれるお店に在籍するホストのアルバムみたいなものを見て、気になるホストを何人か選ぶらしい。と言っても不破さん以外は中々決めれず、ほとんど奈緒ちゃんに選んでもらった。


初回は1人あたりだいたい5分〜10分くらいで交代するらしく、初めに来たのは奈緒ちゃんが来る前に(ビジュがいいと)選んだ人が奈緒ちゃんの隣に、私の隣には爽やかなお兄さんが座った。お互いに自己紹介をした後、私は目の前のソフトドリンクを口に含む。


「Aちゃんは、初めてだっけ？ホストクラブ」


それから目の前のホストさんと話をしていく。ちなみに名前は秋月涼さんというらしい。(源氏名らしいが)それでその後は服を褒めてくれて、どこで買ったの？と言われるから貰ったものなんです、と本日2回目の会話をする。そんなに似合ってるのならそれはそれで嬉しいな、と思ってると私の答えを聞いて、秋月さんは少し真剣な顔で少し貯めて言った。



「あのさ、ちょっと聞きたいんだけど。」


そう言って、秋月さんは私の耳元に顔を近づけた。









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「その服、不破に買ってもらったやつてしょ？」

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