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私は今不破さんのお店の前に立っていた。それも2人で。実は数時間前、職場の同僚の子から今空いてる？と連絡があり、ごめんホスト行くんだ、と思わず寝起きで何も考えずにしてしまった返事に、向こうの既読がついてから、あれこれ不味いのでは？と思った。消そうとしても、見ちゃってるどうしようとスマホを置いてあたふたしていると、電話がかかってきた。勿論それはその子であって。でも、発せられた言葉に私は目を丸めた。
『ぁ、…もしも』
『Aちゃん！私も連れてって！！！』
『………へ？』
どうやら彼女もホストに興味があったが、一緒に行く人がいなくて諦めかけていたようで、一緒に行きたいと言ってきたようだった。(ちなみにその子は本当は、夕食を一緒に食べに行かないか、という連絡をしようと思っていたらしい。)
『わ、Aちゃんその服凄く似合ってる！どこで買ったの？』
『あー、これ実は貰い物でどこで買ったのか分からないんだよね。』
『へぇー！いいなぁ。その人はAちゃんのことよくわかってるんだね。』
『え？』
『だって、ほらその服Aちゃん！って感じかするもん！』
そう言って、友達、奈緒ちゃんはふわりと笑う。奈緒ちゃんは私に初めて話しかけてくれた子で、同じ年齢な為とても話しやすい人だ。とまぁ、彼女の説明は置いといて今は店の前。奈緒ちゃんは、ホームページでビジュが好みの人を見つけたらしく、そわそわしている。ホームページには勿論、あの人の姿もあって。
"3度の飯より貴方の笑顔。NO.1にしてください。"
緊張しながらも私達はお互いを見ながら、店のドアを開けた。
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蒼井(プロフ) - 狛希さん» 狛希さんコメントありがとうございます。読んでいただいて、その上嬉しいコメントを下さって本当に嬉しいです。ありがとうございます！！ (2月6日 17時) (
レス) id: 5ecf86ccc0 (このIDを非表示/違反報告)
狛希 - 初コメ失礼します。更新されたところまで読ませていただきました！夢主さんとの心の距離がどんどん離れていくような描写がすごく心に残りました。この作品が好きです！ (2月6日 16時) (レス) @page23 id: 81e78c7a48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼井 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/5291025/
作成日時：2024年1月15日 18時
