68話【かえみとがびと】 ページ22
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「いやぁ、でも剣ちゃんのこと、こんな可愛い子が好きなんてなぁ」
「結構いい感じなんすよ、とやさんとAちゃん」
「へえ、そうなんや。ええやん」
そんな時、刀也くんと月ノさんが私に気づいてこっちに来る。
「がっくん、でろーんさんトイレから戻ってきたのなら言ってくだ……A?」
こっちに来た刀也くんと目が合った。
「さっき会ったんすよ」
「へぇ、偶然ですね、あ、こっちは」
「あ、聞いてます。月ノ美兎さん、ですよね…?私は空賀Aです」
「剣持さんの友達ですか?」
「はい」
「あと、俺の親戚ですね」
4人はこれから脱出ゲームに行く予定だったらしく、良かったらと、私も誘われた。脱出ゲームは色々あったがとても面白かった。途中30分だけ時間つぶしのカラオケに行ったのだが、誰もソロで歌わず、結局美兎ちゃんと楓ちゃん(名前呼びの許可を貰った)、刀也くんとがっくん、私とがっくんなどでデュエットで歌ったり、美兎ちゃんと楓ちゃんと私、がっくんと刀也くんと私などでトリオで歌った。1回だけ刀也くんと2人で歌う機会があって歌ったがとても楽しかった。
「今日は楽しかったです。また皆さんで遊びましょう。Aちゃんも今度は
「おおええなぁ!」
「今日は楽しかったです。Aは明日またよろしくお願いしますね」
「そっか、刀也さん達は明日学校かぁ。頑張って下さいね」
私の連絡先に新しく2人の名前が入った。美兎ちゃんと楓ちゃん。面白くて優しい2人だった。また遊べるといいな。
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作者名:蒼井 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/5291025/
作成日時:2023年9月1日 19時