【1】この広い空の下で私は恋に落ちた【knmc】

25話 ページ27

「ということでね今年度の生徒会みんな揃ったところで、今年の体育祭についての話し合いを行っていこうと思う」




放課後、生徒会室に集まった私達は叶さんの言葉に返事をする。




「なんで紙あっちに避けてんの？」
「先輩と明那が去年みたいに紙飛行機飛ばさないためです」




部屋の隅に寄せられている紙の束を見て不破先輩が問うが、それは2人が来る前に私と会長でしたことである。




「お前ら今日は変な意見出すなよ」




生徒会担当の社先生も注意をする。




「あ、そうだ。話し合いの前にみんな自己紹介をしよう。まだ初対面の人もいるよね。僕は生徒会長をしてる、叶です。皆よろしくね」




天使のようなその笑顔で叶さんはそう言い、時計回りに行こうか、と葛葉の方に顔を向ける。




「…ｽｰ…葛葉…ｯｽ。副会長…ﾔｯﾃﾏｽ」




去年やっと皆と話せるようになったのに、人見知りだから、新しい後輩が居るため凄いカタコトになっている。その後に私、不破先輩、明那、と自己紹介をしていき、次は新しく入った後輩の番だ。








「1年2組、星川サラです！」
「1年5組甲斐田晴です！雑務でもパシリでも頑張ります！宜しくお願いします！」

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