【1】この広い空の下で私は恋に落ちた【knmc】

17話 ページ18

社「本当だったんだな。まぁなら今日の放課後ちゃんと来いよ」





社先生との話が終わり私達は職員室を出る。



「あ、空賀さんにふわっち」



暫く歩いていると朝練帰りであろう剣持さんが後ろから声をかけてきた。



「あ、もちさんじゃーん！」
「2人で何してたんですか？」
「やしきずに説明してた」
「なんとなく状況が読めた気がする…。空賀さんお疲れ様です」



不破先輩が剣持さんにさっきあったことを説明している所を見ると剣持さんは私と話している時よりもが砕けた喋り方で仲良く話している気がする。というか不破先輩とも剣持さんは知り合いだったのか。



「こんなに共通の知人がいて、今まで気づかなかったのは不思議ですね」



思わずそう口に出していた。すると剣持さんは私を見て、僕は気づてましたけどね、と返した。



「あ、ふわっち！今日早くね！？」



後ろからリュックを背負った明那が声をかけてきたので私は開きかけた口を閉じた。



「あれ、Aも剣持さんもいるじゃん。3人で何してんの？」
「今から教室戻るとこだよ」



じゃあ俺もー！と明那が加わり前に不破先輩、明那、そして後ろに私と剣持さんという並びになった。

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