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「こ、この前は!
…ほんとにありがとうございました…!!!」
「ぜんっぜんです!!」
「お礼しなきゃ行けないくらいなのに、!!
お名前、聞いてもいいですか…?」
「七五三掛龍也です!
七五三に、コートを掛けるの掛けに、龍のなり、って書きます!」
七五三掛…???
…なんっか、、どっかで聞いたことあるな…。
……なんだっけな…
「七五三掛、龍也くんですね!」
「はい!お姉さんお名前は?」
「AA、です!」
「Aさんか!…お名前で呼んでもいい??」
「は、はい!なんでも!!!」
連絡先を交換してもらい、今度ゆっくり!と声をかけさせてもらった
行先は一緒だね、もう少しあるねといい
じゃあまた、とペコッとお辞儀をして自分の席へ戻っていった。
…行先一緒ってなんで分かったんだろう…?
あ〜この切符見たのか。
少しだけでも眠りにつこう。
________
“ まもなく〜宇都宮駅〜宇都宮駅です〜
Next...Utsunomiya station...
お降りの際は〜……… ”
あのあと目を覚まし、読んでいた本をカバンにしまい、降りる準備をした。
ちらっとお隣の席を見ると、七五三掛くんがアナウンスの音で目を覚ましていた。
新幹線が駅について停車し、
「また今度、ゆっくりお礼させてください…!」
「全然いいのに!…てか、またすぐ会えるし!」
「…え?」
「あ、ううん!なんでもないです!」
じゃあ、とニコニコしながら手を振る七五三掛くんにお辞儀をして先に新幹線を降りた。
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作者名:みぇ〜ん | 作成日時:2020年11月1日 21時