ココアのように甘く (ページ4)

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今日は日曜日の朝

鳥のさえずりでもなく

彼の寝返りを打つ音でもなく

彼が作ってくれた朝食の匂いでもなく

私は無機質なLINEの通知音で目を覚ました

お母さん【お姉ちゃん来月の23日、やっと結婚式を上げることになったみたいよ】

お母さん【あんたもこっち帰ってきて式出るでしょ？】

……神様からのいじめかと思った。

2年間も交際していて、家族からも結婚を期待されていた相手と別れたばかりだというのに。

お姉ちゃんは1年半付き合った相手と去年の末に籍を入れ、結婚式はまだ行なっていなかった

…はぁ～、

わ、か、っ、た、よ。と素っ気なくLINEを返した

お姉ちゃんのことで喜んでいるお母さんに対して
自分が別れたことはなんとなく、言えなかった。

8:30、かぁ。もうちょっと寝ていたかったな

そう思いながら朝ごはんを作ろうと冷蔵庫を開けた

……買い物行ってないんだった。

まだ8時半。せっかく早く起きちゃった事だし

贅沢をして1人でカフェのモーニングにでも行こうかな。気晴らしになるし。

私は一人で行動するのが得意だった。

気晴らしに一人で運転したりカフェに行ったりすることがすごく好きだった。

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