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控え室で話していると、
またもやノックする音が聞こえた。
「失礼しま〜す!
しゅんさーん!結婚おめでとう〜!!!」
「まどかさん!しゅんさんと結婚してくれてありがとうございます〜!!」
「あら!海人くんじゃない!久しぶり!」
「まどかさんきれ〜!!おめでとうございます」
お姉ちゃんが、久しぶり、とニコニコしながら話しているのは私と同世代ぐらいの男の子たちだった。
…顔面偏差値、鬼たか…。
呆然としているとトントン、と肩を叩かれた
「あの!…覚えてないですか?
つい先月、かな?カフェでお会いした!!」
「……あぁ!!あのときの!!!
偶然!!!えっ、…なんで…!」
私の驚いた声が控え室に響きわたり、
みんなの視線がこちらへ向いた。
「え?そこも知り合い??」
「この前!たまたまカフェでお会いして…!」
「そうなんです!僕がAさんの隣の席にお邪魔させてもらって!」
お互いのなんでいるの??という表情に
気づいた龍也くんが口を開いた。
「あ、えーっと…。実は俺たちTravisJapan、っていうグループでジャニーズのお仕事をさせてもらってて!」
「そうなんです!
しゅんさんに昔から可愛がってもらってて!
で、今日結婚式招待してもらって!!」
呆然と立ち尽くす私の姿を見て
龍也くんが笑っていた。
「まさか!俺たちも再会してちゃかちゃんとも顔見知りなんて!凄いですね!」
「…びっくりだよ、
ジャニーズ、ごめんなさい私全然詳しくなくて…!」
「全然全然!!」
驚きを消化しきれないまま
チャペルの鐘は鳴り、式がスタートした。
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作者名:みぇ〜ん | 作成日時:2020年11月1日 21時