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No side
雨宮「(ああもう、)」
その部屋着を着て、乱雑に頭を拭きながら
黒葛の顔を眺める雨宮
何も知らずに呑気に寝ている顔を見て
途端に愛おしさが溢れ出したような顔になる
目元を弛めて、大事な人を見る目そのもので
黒葛を見つめる
“なんで別れちゃったかな”
“もう少しちゃんと向き合ったら良かったのかな”
雨宮の今の思考はこんなものだと思う
だってそんな顔してる
でも今更そんなこと考えても
幸せだった日々って戻ってこない
きっとそれは雨宮が1番わかっているのだろう
飲み会の終わりが深夜すぎ、
そんな時間に呼び出され、黒葛のお世話をしていたものだから
もう時刻は丑三つ時をとうに過ぎた4時頃
目の前には愛おしい人の寝顔があるものだから
魔が差したのか同じベットに寝転んでみる雨宮
でもそんな状況、本人にみられたらやばいんじゃないの？
大丈夫なの？
よし、と何かを決意した顔になる雨宮
えなに？こわいんだけど...
雨宮「(Aのアラームなる1時間前には帰ろう)」
シャワーも着替えもすませちゃったもんだから、帰ったら寝るだけなのだろう
腕を枕にし、寝転びながら再び愛おしい人の顔を見る
かと言って、アラームの設定時間なんていくら元彼だろうが分からないだろう
なんせこの女、生活習慣はガタガタなのだ
昼夜逆転は当たり前、
毎日カフェインに溺れ、ニコチンを摂取し、
オマケに点滴をぶち抜くときた(5話参照)
不健康極まりない生活を送っている上、
AMOという不規則な職場
まあわからない
すると何を思ったか、雨宮が黒葛のスマホに手を伸ばしたのだ
雨宮「(まさかね)」
スマホのロックを解除するために、画面を上にスライドさせる。
パスコードを入力してください、という無機質な画面に
そっと0612と入力してみる。
そしたらあらびっくり！
ロックが解除されたのだ。
雨宮「(こいつ...)」
嬉しいんだか悲しいんだかよくわからい表情を浮かべた雨宮
心做しか目が潤んでるようにも見えた。
それは2人が恋人同士だった頃、
ふざけたノリで設定したスマホのパスコードだった。
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ユラ(プロフ) - れいさん» うわん嬉しいです😿ありがとうございます😿💗 (2022年8月11日 18時) (
レス) id: 619a6d5470 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 最高です。ありがとうございます。 (2022年8月11日 15時) (レス) @page14 id: 66126bc8dc (このIDを非表示/違反報告)
ユラ - 紅音さん» そう言って貰えると本当にモチベになります🎀頑張りますね応援よろしくお願いします( ᵒ̴̶̷̤◦ᵒ̴̶̷̤ ) (2022年7月31日 23時) (レス) id: c44c8e0eaf (このIDを非表示/違反報告)
紅音 - コメント失礼します。東京エイリアンズの小説がなかなかなくて、投稿してくださったときは嬉しかったです。今後も更新頑張ってください！応援しています！！ (2022年7月31日 18時) (レス) id: 49df10a6d1 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 扇風機さん» 閲覧してきたところ、“死神”というのも同じでしたね。しかし、わたしは以前占ツクに書く前から端末のメモアプリにて記載していたものを手直しして載せていますので、パクリでは無いです。 (2022年7月31日 0時) (レス) id: c64292cbcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユラ | 作成日時：2022年7月30日 16時
