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No side
優しい手つきでファンデーションから、マスカラを落とし、
汚れたシートをゴミ箱に捨てる
するとキョロ、と周りを見渡した雨宮は
迷うことなくリビングに出た。
それはそうと、広いなこの家
そりゃそうか、あんな仕事してりゃ給料もいいか。
リビングに出た雨宮は、一通り当たりを見渡すとソファに向かい、
今朝黒葛が脱ぎ散らかしたであろう部屋着を手にとった。
そのまま再び寝室にむかい、何を思ったか脱がせ始めたのだ。
おいやめとけ、やめとけ零士
ころされる、あんた色々しぬよ
という心配は無用だったようで、
下着を残したまま、その着替えを着させ始めた。
世話がやけるお姫様だね。
触れてはいないが、この男雨宮零士、
さっきから数え切れないくらいため息を付いている。
一通り終わったのか、再びため息をついてベットに腰掛ける雨宮。
ここで帰ればいいものを満足しないのがこの男である。
迎えに行っただけとはいえ、居酒屋の匂いや汗でベタついた体がどうも気持ち悪いのだろう
きっと雨宮はこう思っている。
雨宮「(送ってあげたんだから、シャワー借りたくらいで文句なんて言わないでね)」
そのまま脱衣所にむかい、服を脱ぎ、
シャワーの音が響いた
満足したのか、出てきたのは10分後だった
お前シャワー浴びるだけじゃねーだろそれ
洗っただろ
おそらく黒葛が起きていたらこう言われていただろう。
いや、その前に八つ裂きコースかな？
雨宮「(あ、着替え)」
珍しく雨宮にしては頭が回っていないようだった。
風呂を出て、タオルで体を拭いたあと、
1人脱衣所で突っ立っている。
凡そ、着替えどうしよう、の類だろう。
ビンゴ！
タオルを腰に巻いて寝室に戻ってきました！
寝室の奥にあるタンスの前に行き、
一番下の引き出しに手をかける
雨宮「(まさかね)」
そしてもう何度目かわからないため息をつき、着替えを取り出す
それはかつて、2人がまだ恋人だった頃、
お泊りした用に、と雨宮が自宅から持ってきていたパジャマだった。
雨宮「僕捨てとけって言わなかったっけ」
とぽつり
思わず声が出てしまったのか、敢えて出したのか、
わかないけれど困惑してることは確かだった。
雨宮零士をここまで困らせるAちゃんすごいね
・
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ユラ(プロフ) - れいさん» うわん嬉しいです😿ありがとうございます😿💗 (2022年8月11日 18時) (
レス) id: 619a6d5470 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 最高です。ありがとうございます。 (2022年8月11日 15時) (レス) @page14 id: 66126bc8dc (このIDを非表示/違反報告)
ユラ - 紅音さん» そう言って貰えると本当にモチベになります🎀頑張りますね応援よろしくお願いします( ᵒ̴̶̷̤◦ᵒ̴̶̷̤ ) (2022年7月31日 23時) (レス) id: c44c8e0eaf (このIDを非表示/違反報告)
紅音 - コメント失礼します。東京エイリアンズの小説がなかなかなくて、投稿してくださったときは嬉しかったです。今後も更新頑張ってください！応援しています！！ (2022年7月31日 18時) (レス) id: 49df10a6d1 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 扇風機さん» 閲覧してきたところ、“死神”というのも同じでしたね。しかし、わたしは以前占ツクに書く前から端末のメモアプリにて記載していたものを手直しして載せていますので、パクリでは無いです。 (2022年7月31日 0時) (レス) id: c64292cbcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユラ | 作成日時：2022年7月30日 16時
