彼氏に片想い....REN.n (ページ10)

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10 ren side ページ10

逃げ回るどころか控えめだけど
必死に追いかけて絡めてくるAの舌

やっぱ、慣れてるな……
まあこの容姿ならそりゃそうか……

何度も角度を変え味わうように絡め合う

『……んっ……やぁ……』

太ももに置いた手を滑らせると
ピクンと身体をビクつかせるから

……そりゃもう……たまらん

ゆっくり離すととろんとしたAの顔

右目の下に小さいホクロは正統派の中に見せる妖艶がある

.

今まで以上に真っ赤になるAの顔を見て思わず吹き出す

「ぶはっ、赤すぎやろ、ははっ」

『……だって……』

涙目で睨むように見てくるA

『……だって……初めてだったんだもん……』

「は？」

更に紅潮した頬を紅くする

「え？なに？もしかしてペロチュー初めてやった」

そんなことあるか？っと思いながも
眉間にしわ寄せ舌をべぇーっと出してみる

『……はいっ……ってかちゅうするのが……』

「……はぁー？嘘やろ！？」

『嘘じゃないです……』

下唇を噛み締めモジモジする姿からして
嘘ではなさそう

「はぁー……まじで？……ごめん」

『……えっ？なんで謝るんですか？』

「いや、いきなりがっついて……ほんまごめんなぁ」

初ちゅうでいきなり舌入れられたらびびるよな？
まじ、悪いことしなー

わしゃわしゃ後頭部をかくと
ふわっと甘い匂いに包まれる

目の前には見た目よりある柔らかい……胸
首に回された細い腕がギュッと力を入れる

『やだっ……謝らないで……』

「んー？」

震えるか弱い声に合わせて優しい声を出す廉

『……気持ちかったから……また……して？』

頭の上から落ちてくる甘ったるい声
うるさい程にどくどく速くなるAの胸の音

何これ？俺試されてる？