deep your mind...ren.N...

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彼とご飯に行きたい子はこの会社にも

たくさんいるだろうに……









『ねぇ？永瀬くんはどうして会いに来るの？』


廉「……はぁ？そんなん会いたいからに決まってるやん」


『……んー、永瀬くんとご飯行きたい子とかたくさんいるんじゃない？』


廉「……それ本気でゆってる？」









可愛かった笑顔を曇らせてしまい

不機嫌になってしまった彼









『……うん、受付のまきちゃんとか可愛いじゃん？あっ！広報のゆいちゃんも永瀬くんのことカッコイイって言ってたよ』









勝手に2人と並ぶ廉を想像する


うん、そう、もっと同年代の方がお似合いだと思う









廉「……はぁー、だるぅ、だるぅ、まじうざすぎるわ」









またいつもの若者口調

聞き慣れてきたつもりがまだ落ち着かない

よくこれで営業でいい成績を出せるもんだ……









不貞腐れて机に突っ伏して

私のペンでトントン音を立て苛立ちをぶつける

それ、大事なペンだからやめて欲しいな〜









足をカタカタ揺らし明らかに

機嫌の悪さを全面に出す廉に嘆息をはいた









『ごめん、言いすぎたね』

廉「じゃ連絡先教えて」

『……今度ね』









廉「……じゃご飯行こう」

『あぁー、海人くんゆきちゃんと4人でね』

廉「…ふっ、なんでやねん！」








「2人でいこーう」って少し甘えた声出す

もんだからやっぱり自分の見せ方わかってるなー

って感心させられる









『永瀬くん時間大丈夫？』

廉「……廉」

『……えっ？』








廉「みんなの前ではええけど、2人の時だけでもせめて廉って呼んで？」









机に突っ伏して首を傾け

甘えた目で見上げてくる彼









『……ぷっ、何それ？』




思わず笑ってしまうと、「へっ？」っと間抜けな声









『……甘え上手だね(笑)』









思いがけずAの笑顔が見れた廉が

かぁぁと顔を赤くしてはにかむ









廉「……甘えられるの好きなん？」


『いや、全然』









真顔で答えると「なんやねん、だるっ」

っとまたペンをトントンする音が聞こえてくる

けどさっきと違いリズミカルな音









すぐ態度にでるわかりやすい所も

彼の魅力なのかもしれない

彼が出すリズミカルな音を聴きながら

準備を進める

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