Street Blues（Ren.N） (ページ4)

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Street Blues（Ren.N）ページ4

『 …実はね、今日5年付き合った彼氏に振られたんだ…私は結婚も考えてたんだけどね…』

「そうなんや…、理由なんやったん？」

『なんか会社に好きな子が出来たんだって』

「その子と付き合うん？」

『知らない、聞いてないから… 』

「なんで？ってかさぁーそれだけの理由でのこのこ別れてきたん？結婚も考えてたんやろ？追いかけて根掘り葉掘り聞かな!!」

『 ……』

「ってかほんまに好きやったん！？」

ッドキっとする心臓

本当に好きだった…！？

…好きじゃなかったの私？

好きだったら追いかけるものなの…？

沈黙になって黙り込んむA

『 …… 』

「…うそっ、ごめん、さっきの無し…」

眉間に皺を寄せて私よりも悲しそうな顔をする廉

『…ぅぅん。大丈夫…』

小さな声で俯くA

「あぁー、ほんまごめん！言いすぎた！」

くしゃくしゃと後頭部をかき手を合わせて謝る廉

『…ほんとに大丈夫だよ？』

覗き込みAの瞳を確認する

「…ほんまに？…泣いてない…？」

『…え？泣いてないよ』

「よかったー。言いすぎてごめんな…。」

何度も謝る廉、なんだか憎めない子だな…