_____love is blind.2nd (ページ4)

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もうコース料理は決まってて
それはそれはとても上品な味。

遥輝「ごめんな、今日は突然で。」

「いえ、私の方もまともにお話したの
久しぶりだったので……」

遥輝「あのさ、こんなとこで言うのも
あれやけど、美樹ちゃんとは何にもないから。
抱きついてたのは……茉莉のためやってん。」

私のため？？？？？

遥輝「美樹ちゃん、明らかに茉莉のこと
意識してたのは気付いてん。んで俺のことも
好きなのもわかってた。俺と茉莉近付けへん
ようにしてたし。あの日も好きって言われて
断ろうとしてんけど、あの子スポンサーんとこの
社長令嬢って社員さんから聞いて。」

……ふーん。

「遥輝さん。私そんなやわじゃないです。
辞めろって言われても辞めないし。」

社長令嬢が何？ほんとにそんなこと
できると思う？そんなの聞いたことないから。

仕事ならあの子にだって負けない。

西川「茉莉らしい。ごめんな、あの場面
見られるつもりはなかってんけどな。きっと
茉莉が見えるように仕向けたんやろな。笑」

「気にしてないです。けどわきが甘い
ですよ。それに遥輝さんが…

西川「俺が誰かと抱きついてるの、見て
何も思わんかったん？」

……私の言葉を遮り遥輝さんの鋭い眼差し。