_____ love is blind. (ページ10)

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次の日も負けた。

スタッフルームで片付けをしてると
かなり遅い時間になった。

先輩は予定あるって先に急いで
帰っちゃったし、私が部屋の鍵を
閉めることになった。

すると、警備の人と、すれ違い、
もうすぐ施錠になるらしい。

「やば、真っ暗！！！」

広い廊下全力疾走。あーお願い、
何も出ないでぇぇぇぇぇぇ。

とりあえず何も出なかったから車に
向かおうとすると前から靴音がした。

え、誰か残ってた？？

足音はだんだん大きくなり、目の前から
遥輝さんが現れた。

「は、遥輝さんでよかった……」

西川「人を幽霊みたいに言うな。」

だって誰かわかんなくて怖かったし。

西川「遅くまでおつかれさん。」

「は、遥輝さんこそ、練習してたんですか？」

西川「いや、ビデオ見てた。」

自分の悪いところを徹底的に見る。

遥輝さん、本当ストイックだなあ。

西川「お腹すいてないんか？」

「あ、帰って軽く食べます。」

西川「久々にちょっと呑むか。」

「いや、それは申し訳ないです！」

西川「俺、今日2盗塁。」

それは遥輝さんが勝手に言ったのに。

西川「じゃあ、あとで迎えにいくわ～♩」

って帰って行った遥輝さん。

とりあえず私も帰ろう。