仁の8 ページ9
船の上には、時間遡行軍が乗っていた。時間遡行軍はせっせと大砲の玉を発射する準備をしていた。
和泉「あいつら!」
長曽「待て、このまま行けば、俺達はあの玉でやられてしまう!」
清光「じゃあ、どうするの!?」
陸奥「……そうじゃ、投石じゃ!」
陸奥守が閃いたように手をぽんと叩く。「投石」という単語を聞いた安定が反応する。
安定「投石って……あの投石?」
陸奥「ほうじゃ!船を沈める時につこうたあの投石じゃ!わしの記憶が正しければ、反対側の浜辺に1台あったはずぜよ!」
清光「でも、皆で向こうにいったら、敵がずっと街に大砲うちつづけるよ?」
巴形「投石機のほうは、我らで行こう。」
静形「いざというとき、薙ぎ払える…」
陸奥「ほいたら、二手に別れるぜよ。投石組と囮組じゃ」
長曽「陸奥守は投石の方がいいだろう。場所はお前のほうが詳しいだろうからな。」
陸奥守を投石の隊長に長曽祢を囮の隊長にして、それぞれで話し合いをしていると、審神者が背伸びをして手を上げた。
A『……私、囮につく…』
堀川「主さん!?」
A『…弓で、戦える』
和泉「大丈夫だ、国広。主は変わった」
長曽「だな、俺達じゃ敵わんくらいにな」
長曽祢は審神者の頭をわしゃっと撫でる。堀川は不安でしかなかったが、審神者の真剣な眼差しをみて、堀川が審神者の成長を感じた。
堀川「……主さん。怖いと思ったら、逃げるんだよ?」
A『……はーい。』
安定「それじゃあ、囮は僕と、清光、和泉守、長曽祢さん、主だね?」
陸奥「お互い、折れんように気を付けるぜよ!」
刀剣達「「おう!!」」
囮組は早速、船を襲撃する。審神者は弓を構えて、霊力を込めた矢を打つ。
パシュンッ!!
風を切るような音と共に、敵大太刀の頭を一撃で射ぬいた。
清光「流石だよ!主!」
A『……位置、ずれちゃった』
和泉「あれで、ずれたのか!?あれで!?…」
長曽「おしゃべりは後だ!来るぞ!!」
審神者の矢の位置から刀剣達を見つけた時間遡行軍は敵短刀と脇差を出撃させた。
A『………』
審神者は、敵短刀に数本の矢を放ち撃墜させる。脇差は清光と安定が撃破していく。
清光&安定「「オラオラオラオラ!!」」
和泉「野郎……、俺達を舐めてんのか」
長曽「敵は、俺達の体力の消耗が目的かもしれんな。……主、疲れてないか?」
A『まだ、大丈夫…』
清光「主の霊力が少なくなる前に、陸奥守達…早く投石を用意してよ」
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橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです!続きを待ってます!(*´ω`*) (2021年10月29日 15時) (レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
莉欄 - 江雪さんかっこいい!小夜ちゃん薬研たちもかっこいい!更新楽しみに待ってます。無理しないでくださいね。更新ありがとうございます (2020年6月18日 20時) (レス) id: 8f4c661b3e (このIDを非表示/違反報告)
四葉 - 嬉しくてずっと待ってました!久しぶりで、更新してありがとうございます!また楽しんで読みます、精一杯で応援します!頑張って下さい!!(≧∀≦*) (2019年11月10日 6時) (レス) id: b053fedef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:編集ヘタくそマン | 作成日時:2019年11月9日 16時