仁の15 ページ16
鯰尾「何でもっと早くこの事に気づかなかったんだろ！？」
骨喰「……後から何とでも言えるからな。政府は」
骨喰は審神者を抱きかかえながら、走っている。さっきまで降っていなかったた雪が降り始めた。
A『……資料、ちゃんと確認した…』
骨喰「主、主は悪くない…」
鯰尾「そうだよ！悪いのは政府側だから！ね！」
鯰尾は走りながら、審神者の頭を撫でる。二振りは極めた機動を活かして、本丸に向かう。その間に、審神者は整理した資料を一つ一つ思い出す。
A『…(審神者通信…)』
そんなものが本丸にきていただろうか？そもそも、何故…審神者でない綾女がそんな情報を知っているのか。演練で新しい刀剣でも見かけたのか？審神者の中で色々と疑問が浮かぶ。
鯰尾「とーちゃぁああく！！」
そうこう考えているうちに、本丸についてしまった。審神者たちは本丸に入るため玄関に向かうと、黒いスーツに身を包んだこんのすけがいた。
黒こ「お待ちしてました。審神者様」
骨喰「…政府のこんのすけか」
骨喰は、審神者をゆっくり降ろし、膝をついて審神者の服を整えた。
A『おつとめ、ご苦労さま、です…』
黒こ「いえいえ。寧ろ、こちらがそう言いたいぐらいでございます。」
よく見ると黒こんのすけは、背中に二本の打刀を背負っていた。
黒こ「ここに来たとき、一度…審神者様の本丸に入りましたが、もしかしてと思い。外で待たせていただきました。」
A『…じゃあ、中にどうぞ』
審神者達は本丸の中に入り、応接室に移動した。鯰尾達は小夜と陸奥守を呼びに行った。政府に詳しい長義も念のため、応接室にいる。
陸奥「すまん、遅れたぜよ…」
黒こ「いえ、急に訪問した方が悪いです。」
小夜「…それで、主に何のよう？」
黒こ「ｺﾞﾎﾝ……。前回の池田屋の出陣。お見事でございます。つきましては、今回の報酬をお持ちしました。」
黒こんのすけは、二本の打刀をテーブルに置いた。審神者がみる限りこれは、まだ本丸にいない刀剣であることがわかる。
長義「…これは、『報酬』…というより。『謝罪』に見えるが」
黒こ「……そうですね。長義さんの言う通り、これは謝罪です。」
陸奥「……どういうことじゃ？」
黒こ「…前回の出陣と同時に、江戸の街が改変された特殊調査が発生しました。しかし、審神者様はその特殊調査に参加できませんでしたので、その調査の報酬を謝罪として渡すように、と。」
長義「………やはり」
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橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年10月29日 15時) (
レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
莉欄 - 江雪さんかっこいい！小夜ちゃん薬研たちもかっこいい！更新楽しみに待ってます。無理しないでくださいね。更新ありがとうございます (2020年6月18日 20時) (レス) id: 8f4c661b3e (このIDを非表示/違反報告)
四葉 - 嬉しくてずっと待ってました！久しぶりで、更新してありがとうございます！また楽しんで読みます、精一杯で応援します！頑張って下さい！！(≧∀≦*) (2019年11月10日 6時) (レス) id: b053fedef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編集ヘタくそマン | 作成日時：2019年11月9日 16時
