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神山
起きると、花畑。
泣いてる、男の子。
そのあとに来たのは、
俺？
小さい子ながら慰めてる。
小さい、昔の俺に触れると、
弾けて、シャボン玉のようにいろんなところにとんでいった。
シャボン玉に写るのは、
昔、しげの家に遊びに行ったとき。
俺の家でお泊まり会をしたとき。
喧嘩して二人、それぞれの家で泣いているとき。
そして、
「え、？」
黒いシャボン玉の中には、
ベットに横たわってる俺と、
そこで泣いてるしげ。
回りにも、いろんな人がいる。
のんちゃん、流星。
おかん、しげのおかん。皆泣いてる。
そうや、俺、死んだんや。
トラックに跳ねられたんやっけ。
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作者名：さんご | 作成日時：2018年6月24日 22時
