【Tw】酸素吸って暴言吐く

踏み荒らされた脳内 ページ34

「ど、うか、しました？」
「…」
「横になりたいんだったら、ベッド貸しますよ？」

動揺と困惑が声に表れているのが分かる。
彼が酔っているだけでなく、普通の状態じゃないと分かっているからこそ、混乱する。


「…P-Pと、」
「ん？」
「送ってもらった時、何話したの？」

あの人とは、つわはすさんの話ばかりしていたよう、な。
どういう出会いか、どういう所が好きかなんて話を思い出したら恥ずかしくなってきた。


「あ、それは、えっと……んっ、」

答えようとしたらまたキスをされた。

でも言えない、言わない。
あなたのことを好き過ぎてしょうがない話をしてたなんて言えるわけがない。


「つわは、んっ、待ってくだ、」
「…っ、」

私が話そうとする度に何度も口付けをされた。
何かから逃れるかのように、何度も、何度も。


「へ！？…あの、それは…っ」

服の中に手を入れ、ブラのホックを外される。
そんなこと予想もしていなくて、軽く悲鳴を上げてしまった。


「待って、本当に、待ってください…」

ねぇ、待って。
これ以上この先まで進んで最後までシたら、私達はどうなるの。

友達？良くて性関係？
…それとも、もうこれで終わり？

彼の気持ちが分からない。
どうしてこういう行動に出たんだろうか。

ただヤりたいだけで襲う人じゃないと分かっていても涙腺が緩んでくる。

関係を終わらせたくなくて抵抗をする。
けど、拒めない自分もいる。

もう、やだ。


諦めかけた瞬間、彼がドサっと私の上に倒れ込んできた。

ビビながら顔を触ると熱かった。
酔いが回り過ぎてダウンしたのかな。

重い、そして寝息が聞こえてきたような気がする。
そっと脱出し、彼に布団をかけた。


明日は休みだって言っていたよね。
私は明日仕事だから寝よう。

…今夜は、あのベッドで寝たくない。


全部屋の電気を消し、私はリビングのソファーで仮眠を取った。






***

【悲報】
つわはまで打つと『つわは、んっ、』が予測変換で出るようになった

Nowloading拒否→←踏み荒らした脳内

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す