この試験管の中だけ平和 ページ23
「え？結局レトさん家行ったの？」
「お前ん家、Aちゃん家から遠いし」
「それであの人チャリで迎えに来たの？めっちゃウケるんだけど！」
明らかに寝不足顔のつわはすさんが来たから何かと思って聞いてみれば、そんなことが起きてたんだね。
目の下のクマ、半端なくやべーし。
そしてさっきから飲み物しか取ってないし。
「この休憩終わったら当分取らないけど何も食べなくて大丈夫なの？」
「あ、ああ…今胃もたれすごいからいい…」
「何で？暴飲暴食でもした？」
「Aちゃんに作ってもらった二人分以上の飯を全部食べた」
「うわぁ」
変な所、というか全部クソ真面目だな。
一生懸命腹の中に詰め込んでいるつわはすさん想像したら涙出てきたわ。
「無理しないで残しちゃえばよかったのに」
「それだとAちゃん起きた時に悲しむだろ」
「それで皿まで洗ったの？」
「人様の飯どころか好きな人に作って頂いたんだから当然だろ」
「…バカだなぁ」
「うるせーよ」
あ、やべ。
思わず声に出しちゃった。
そしてピコーンとある考えが浮かぶ。
「そしたらさ、今度はつわはすさんがAちゃんを家に招き入れちゃえば？」
「へ！？」
ブファーッと飲み物を吹きだすつわはすさん。
うわぁ、汚い。
いや、もう既に僕の部屋は汚いけどこれ以上汚くするのはやめてよ。
「それは、ちょっと」
「何で？別に向こうが呼んでくれたんだからこっちが招き入れても不思議ではないよ？」
「で、でも」
「あ、まさかやらしいこと考えてる〜？」
「ちっ違う！それは断じて違う！」
僕がニヤけ顔で問ったら若干顔を赤くして否定してきたつわはすさん、
しめしめ、計画通…ってそんなこと言ってる場合じゃないや。
「じゃあ決まりだね、すぐに連絡しなよ」
「う、うぅ…」
僕はある計画を脳内で練りながら、がむしゃらに明太子スパゲッティを食べた。
***
短編集でも書きましたが朝まで飲み会付き合わされて先程起床しました
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107(プロフ) - 柚樹@アキちゃん廃。実況廃人の廃人さん» ありがとうございます！後書きにも書いた通り、しばらくTw氏の作品を書くつもりはございません。短編集にはまだTw氏の話が残っているので、良ければそちらもどうぞ〜！ (2015年8月12日 8時) (
レス) id: 97678ed339 (このIDを非表示/違反報告)
柚樹@アキちゃん廃。実況廃人の廃人(プロフ) - 凄い良作…一気に読み終えましたw最初は睡魔と戦っていたのに一話毎の小ネタ(？)に笑い展開やもどかしさに興奮して…すっかり眠気消えましたww面白かったのでTWさんの他の作品があれば見るつもりです！またコメ欄に現れr(素敵な作品ありがとうございました！ (2015年8月12日 1時) (レス) id: b347cf8ab5 (このIDを非表示/違反報告)
107(プロフ) - お腹がいつも空いてる桜吹雪さん» あ、誤字ですか？ありがとうございます、直しておきますね。 (2015年8月1日 1時) (レス) id: 97678ed339 (このIDを非表示/違反報告)
お腹がいつも空いてる桜吹雪(プロフ) - うわぁぁぁぁぁぁぁ！！ 物凄く面白いです！！ つわはす…引退(泣) そう言えばいつもの有線が聞こえない？でしたっけ そのところ仕様かは分かりませんが 緊張居ちゃうしね。 って書いてあったんですが…気になってしまい… 教えてください！！私気になります！← (2015年7月31日 23時) (レス) id: 8bff0a6bf7 (このIDを非表示/違反報告)
なな☆(プロフ) - 107さん» いえ、いいですよ。こんな素敵な小説に出会えただけでも嬉しいですし、お話もして下さって、十分満足です。話変わりますが、完結おめでとう御座います。新作も楽しみに待ってます。これからも短編集等の更新頑張って下さい。 (2015年7月19日 16時) (レス) id: 6f8e57e7f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：107 | 作成日時：2015年5月20日 21時
