【Tw】酸素吸って暴言吐く

汚い自分、綺麗な彼女 ページ12

クソ、クソクソクソ。

パンケーキ食べ終わっても、P-Pは人見知りしないからどんどん話しかけるし。
キヨくんは面白がってどんどん話しかけるし。
レトさんは猫の話題で人見知り解除されてどんどん話しかけるし。

Aちゃんも優しいからどんどん話に付き合ってくれてるし。

俺、軽く疎外感。
こういう時に積極的になれる男に生まれたかった。


今日は、お互い初めての場所で楽しむつもりだったのに。
好きな女の子とのデート中にあいつらと遭遇するなんてついてない。

真相を聞いてみれば、俺のスマホの通知画面を見て尾行してたようだ。
キヨくんは、次の実況収録で手加減無しの肩パン決定だな。


「…パンケーキ、お口に合わなかったですか？」
「え？」
「その、お店を出てから一言も話さないので、」

いけない、今は奴ら３人と分かれ、Aちゃんと駅へと向かっている最中だった。

なのに、また俺は被害妄想を始めていた。
彼女に心配させてばかりの自分が嫌になる。


「ううん、あまりの美味しさに味を思い出してつい無言になっちゃった」
「ほんとですか？なら良かった…！」
「そして今日は俺も知らなかったとは言え、急にあいつら投入させてごめんね」
「いえいえ！つわはすさんのお友達さんは面白い方ばかりで、とても楽しかったです！」
「ほんと？」
「ほんとです！」

目をかっ開いて訴えてくる彼女。
その表情が可愛過ぎて、悶絶しそうだった。


「でも俺は、」
「ん？何ですか？」
「ちょっと、Aちゃん取られたみたいで悔しかったかな」

いや、自分の友達と仲良くしてくれるのは嬉しいよ。
だけだ、やっぱり独り占めしたいって気持ちもあるじゃん。

それに今回は奴らに披露する準備してなかったし。


「えっと、あの、」
「あ、ごめんごめん気にしないで」

急に自分が言っていたことが恥ずかしくなり、俯きながら歩く。



そのせいか、やけに今日は駅までの距離が長く感じた。





***

キヨさんのブロマガとTwTのツイート読んだけど、ディズニー行ったんですね
今すぐは話の構成的に無理だけども、そのことも小説に取り入れたいなぁ

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