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--- Seiya side
会社での人間関係を考えるとファンみたいな人たちにもあんまり強くは出られへんけど、何があってもAだけは大事にせな。
改めて自分自身に強く言って聞かせた。
なんとなくAに連絡してみると、ちゃんとすぐ返ってきて。
『独占欲つよ笑』とか言われたけど、そんなことも嬉しいと言ってくれる彼女が可愛くてたまらん。
末「俺ちょっとやばいかもしれん」
リ「やばいって、なにがよ」
末「好きすぎるわ、あまりにも」
リ「まって、だるいって(笑)」
まぁ何はともあれ報告はできたから良かった。
あとは近いうちに正門にも言いに行かんとな。背中押してくれた言うてたし。今度2人で行くか。
リ「あ、そういえば、今週末飲み会やるらしいで。けっこうでかめの。」
末「そうなん？ 俺も呼ばれるんかなぁ、めんどいな…」
リ「多分やけど、Aちゃんと小島の部署も声かかるっぽい」
末「まじで？」
リチャからそんな話を聞いて席に戻ると早速上司から声をかけられて、とりあえず参加することにした。
大晴は既に聞いたらしく、楽しみって顔に書いてある。
Aからも、ちょうどメッセージが来た。
A飲み会の話聞いた?
末澤誠也今聞いた
A行くん?
末澤誠也まぁ顔は出そかなと思ってる
Aほな私もとりあえず行こかな
Aも行くんやったら都合ええわ。頃合いを見て抜け出して連れて帰ったろ。
月曜日からこんなに会いたくてたまらんねんから金曜日にはもう限界やろ。俺が。
なんて、らしくないことを考えながら、ちょっと心配やから一応言うとくことにする。
末澤誠也俺そっち行かれへんかもやし、小島から離れんなよ
Aなにそれ笑 まぁ一緒にいるとは思うけど
末澤誠也小島とおってくれたらまだ安心やしな
Aあ、そういうこと?過保護やなぁ笑
まぁなんて言われてもええわ。
小島は顔は良いからな。イケメンが一緒におってくれたら周りの男は絡みにくいやろ。
てか俺、いつからこんな独占欲強くなったんやろうな。
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作者名：きうい | 作成日時：2022年5月11日 12時
