エスプレッソ、甘めで。(S.S) Ⅰ (ページ11)

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まっさんページ11

--- You side

小「まっさん！」

福「まっさーーーん！！」

正「そんな言わんでも聞こえてるよぉ。なに？なんか用？」

今日は、私の大学時代の先輩が働いてるお店に3人で飲みに来てる。

小島くんもすっかり元気になって、楽しそうにずっと喋っててうるさいくらい。

小「客に向かってなんか用？ってひど！」

正「ええからはよ注文して(笑)」

小「枝豆おかわり」

福「軟骨のからあげも」

正「枝豆と軟骨のからあげね。Aちゃんはなんかいる？」

「ハイボールおかわりで」

正「はいよ」

小島くんと大晴くんは何回か一緒にお店に来るうちにどんどん仲良くなっていって。

最近はもはや友達みたいなノリで絡んでるし、先輩にはちょっと申し訳なさも感じる。

「いつもこんな感じでごめんなさい」

正「いやいや、賑やかで楽しいよ。今日はいつも以上にうるさいけど(笑)」

なんて言ってる私もわりとラフに話してるところはあったりする。

先輩やけど正門くんって呼んでるし。

正「そういえば、この前友達が飲みに来た時Aちゃんの話してたけど、知り合いなんかな？」

「え、誰やろ…名前聞いてもいいですか？」

正「すえざわって言うんやけど。すえざわせいや」

「えっ！？」

小「えっ！？」

福「えっ！？」

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