・ ページ24
--- Seiya side
翌日、定時すぎくらいにAちゃんと小島ってやつが大晴のとこに来た。
小「来たで〜」
「来たで〜」
福「おつかれ！まってな、もう行ける。末澤さん行けます？」
末「俺はいつでも。リチャももう1階で待ってるって。」
福「了解です！」
「あ、末澤さん、小島くんと話すの初めてですかね？」
末「あー、せやね。末澤誠也です。よろしく」
小「小島健です。いつもAと大晴がお世話になって…」
「親みたいなこと言わんといて(笑)」
初対面で小ボケ挟んでくる人は初めて見た。
Aちゃんの突っ込みも慣れた感じでなんかいいなぁ。
福「よし！行こ！行きましょ！」
「リチャードさん？待たせてるんですよね、はよ行かな」
1階まで降りて、エントランスでリチャと合流。
末「リチャ〜」
リ「おつかれー。あ、末澤と同期の草間リチャード敬太です。」
各々挨拶を終えたあと、意外にも既に会話が弾んでるAちゃんとリチャを見てちょっと安心した。
お店はもちろん正門のとこ。
最近新人も入ってきたらしいし、Aちゃんを連れて一回行っときたかったからちょうど良かった。
正「いらっしゃい！うわぁ、この5人が並んでるの違和感すごいなぁ(笑)」
どことなく嬉しそうな正門に案内されて、少し広めの個室に入った。
俺はすかさずAちゃんの隣を陣取って、向かい側に3人で座ってもらった。
リチャが挟まれててちょっとせまそうやけど。
みんなに見えやすい向きでメニューを広げてくれるAちゃんを見て、ちゃんと気の遣える子なんやなぁって感心する。
Aちゃんの顔を見るとそれに気付いてこっちを見て、なんですかと目で物を言ってくる。
それが可愛くて面白くて一人で笑ってると、すべてを察したリチャも口元に手を当ててクスクス笑ってた。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 741人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きうい | 作成日時：2022年4月23日 9時
