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--- You side
「っていうことがあったわけ！ほんま腹立つわ」
小「まぁ落ち着けって、気持ちはわかるけど」
福「え〜そんなやばい人じゃないと思うんやけどなぁ」
「そう言われても私の中での印象は最悪よ。」
福「まぁなぁ」
小「ちゃんと喋ってみたら案外印象変わったりするんちゃう？知らんけど。」
福「そうそう、俺は尊敬してるで、末澤さんのこと」
「そうかもしれんけどさぁ〜〜〜」
帰り道、今日の出来事を一気に喋った。
2人に宥められて少し落ち着いたけど、印象は最悪のままやし、会社で会う度に気まずくなりそうで憂鬱やった。
小「てか、Aのこと知ってはるんやな」
福「たしかに」
「え、大晴くんが私らの話したとかとちゃうん？」
福「いや、俺そんな話したことないで、多分。」
「うそぉ、てっきりそうやと思ってた。」
小「なんでなんやろ、俺のことは知ってるんかなぁ。」
福「どうやろ、明日さりげなく聞いてみよかな」
「ええけど、上手いことやってな？」
大晴くんが私の名前を出したことがあるから知ってはるわけじゃないんか。
ますます分からん。
家に帰って、冷蔵庫にあるものでてきとうに晩ご飯を作った。
面白くもないテレビ番組をぼーっと見ながら黙々と食べる。
「てかなんで私があんな人のことで悩まなあかんわけ！？ やめよやめよ！」
我に返って、頭の中にいるモヤモヤを振り払おうと、いつも以上にちゃきちゃきと動いた。
ここ数日やる気が出なくてサボってたトイレ掃除もして、ついでに拭き掃除も始めてみる。
窓を拭きながらふと外を見ると、ベランダの白いガーベラが1輪咲いてた。
「わ、咲いてる。朝は咲いてなかったよな？」
嬉しくなって、写真を撮って3人のグループLINEに送り付けた。
あいつらは多分お花なんか興味無いんやろうけど。
「かわいいなぁ」
お花を眺めてると、2人からすぐに返信がきた。
小島健やっと穏やかな心を取り戻したか
福本大晴お花見て癒されとき
案の定、少しズレたことを言ってくるけど、2人とも優しくてちょっと笑った。
ありがと、とだけ返信をして、もう時間も時間なのでさっさと用事を済ませて寝ることにした。
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作者名：きうい | 作成日時：2022年4月23日 9時
