16「烏の好奇心」 ページ19
祝ってくださりありがとうございます🥹
.
敗北から約3週間────1ヶ月が過ぎた頃。
願ってもない朗報が、日向たちの耳に入ることになる。
「とっ、とれました!!合同合宿!」
「えええ？!武ちゃん鼻血!!鼻血出てるよ!」
菅原が焦った様子でティッシュを取り出す。
一同は先生を心配する中、部活中でもティッシュを持ち歩いてる菅原に"女子力…"と思ってしまうのも仕方ない。
慌てた様子で体育館に入ってきた武ちゃん
「えー…コホン。
明後日の土曜日から1週間、東京で合同合宿が決定しました!」
「「「「えええええええ？!？!」」」」
「学校は？!」
「特別措置です!皆さんの気合いをインターハイで見た校長先生が許可してくれました!!」
「と、東京って、まじか…」
ワイワイと喋り出す部員たちに、主将である澤村が声を掛ける。
するとマネージャーである清水が珍しく「えっ」と声を上げた。その声にいち早く反応した田中がその理由に気付く。
「音駒だけじゃなくて青城も来るのか…!!」
「田中、そこじゃない。こっち」
「アッ潔子さんいい匂い……って、えええええ？!？!？!」
要項の書かれた紙を清水が指すと、そこには"稲荷崎"という文字があった。
これには体育館が震えるくらい全員が驚き、烏養監督も目を見開き叫んだ。え、あの、宮ツインズが？インターハイ準優勝の稲荷崎が？月バリで見るような選手たちがいる高校が？
……信じらんねえ、というのが満場一致の感想である。
「えっ、青城って……」
「おい日向、そこじゃねえだろ」
「青城って、結城さんいるじゃないですか!!!」
このとき影山を除く全員の心がまた一致した。
だれ、と。
「っああ!!結城のことか!」
「なんだよ、大地。知り合いか？」
「いやいや。青城のマネージャーさんだよ」
「あーあの!!超絶美少女!」
各々が弾かれたように思い出す。
悔しさであまり思い出したくなかったが、あのミルクティーは誰もが目を奪われた。
ふわふわと揺れる髪に、よろしくお願いしますと柔らかい笑顔、プレーを真剣に見て応援する横顔────
「ノヤっさん、浮気は駄目だ!!」
「わ、わかっているぞ龍!!!」
「何想像してんだよ顔がゆるっゆるだよ」
合宿、楽しみである。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1453人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ワ - いいなー！！！私も二次元入って宮兄弟にナンパされたいーーーー！！！てか友達になりたい！！この作品ちょーー面白いのでこれからも頑張って下さい！！！応援してます！！ヾ(｡>﹏<｡)ﾉﾞ✧*。 (2月9日 17時) (
レス) @page1 id: 98e979a673 (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - お帰りなさい！第一志望合格おめでとうございます！無理せず頑張ってください！応援しています！ (2月7日 23時) (レス) @page18 id: 11dbb3cd4a (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - お帰りなさいませ！！！更新復活ありがとうございます。映画の楽しみですよね！これからも無理なく頑張ってください 応援してます (2月7日 22時) (レス) @page18 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - おもしろくてすぐに読み終わりました(о´∀`о)続きが気になります😃更新頑張って下さい(*´∇｀*) (9月3日 4時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
モモ - かーーーーーーーーーーーみです。ナンパされて当然だという格好をしていました。かぁぁぁぁぁかわいい！！ (2023年1月7日 10時) (レス) @page15 id: 759a61aa3f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くせらや | 作成日時：2022年11月23日 17時
