12「狐の片想い」 ページ14
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宮城だなんて、行きたいって言って行ける距離じゃない。
そんなことわかってるし、何より冗談で言ったつもりだった。もちろんあの子には会いたい。
「というか、何で俺ら此処におんねん…!!」
「監督も何で宮城にしたんや。青城とか相手になるんか？」
「ま、まあまあ……」
「なんか謎の罪悪感あるんだけど」
あの女の子はどこの高校かわかんないし。
わかるのは、インターハイに見にきてて黒パーカー着てて超絶可愛いってことくらい。
もしかしたら青城のマネージャー……ないか。
「なんで監督青城なんやマジで」
「あー、でも青城って白鳥沢といつもいい勝負やし。あとなんかマネージャーがどうたらこうたら言うてたな」
「どうする、マネージャーあの子だったら」
「吐く」
「なんで」
「嬉しすぎて」
「もう少し別の愛情表現したら？？」
そんなこんなでフラフラしてたら、侑が止まった。
止まったことに気づかなかった俺ら3人はスイスイ進んでたから、正確には侑から呼び止められたけど。
後ろを振り返ると、バレーしてるときよりも顔がゆるゆるだった。
「えーなに、戻るのだる」
「……角名、銀、やばいで」
「治までどーしたん………神はいたんやな」
「いや銀だいじょぶそ…………行くぞお前ら」
誰かと待ち合わせをしているのか、きょろきょろしながら1人でいるあの子。
あ、ハーフアップだ、可愛い。タイプ。
てか此処で会えるの凄すぎ。運命じゃん。
「え、ど、どーするん」
「どうもこうも話しかける一択」
「待てや。俺らが知ってるていで話しかけるとびっくりするんちゃう？」
「確かに……ま、相手はインターハイ見にきてるくらいやから俺らのことは知っとるやろ」
ついでにナンパ無敗記録更新するで〜〜〜!
と、嬉々とした感じで行った侑と治。それに着いていく俺と銀。うわぁ、自分からナンパなんて初めて。
自信に満ちた顔で彼女に向かい、
「自分、むっちゃ可愛えな」
侑のこの一言。
この双子のナンパをついでみたいな感じで着いてったことはあるし、侑のこれをかわせた女はいない。
顔を真っ赤にしてくれるんだろうか、多分、すごい可愛い反応だろうな。
そう思ってたのに、
彼女は目をぱちくりさせるだけで、きょとんと俺らを見つめるだけだった。
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ワ - いいなー！！！私も二次元入って宮兄弟にナンパされたいーーーー！！！てか友達になりたい！！この作品ちょーー面白いのでこれからも頑張って下さい！！！応援してます！！ヾ(｡>﹏<｡)ﾉﾞ✧*。 (2月9日 17時) (
レス) @page1 id: 98e979a673 (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - お帰りなさい！第一志望合格おめでとうございます！無理せず頑張ってください！応援しています！ (2月7日 23時) (レス) @page18 id: 11dbb3cd4a (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - お帰りなさいませ！！！更新復活ありがとうございます。映画の楽しみですよね！これからも無理なく頑張ってください 応援してます (2月7日 22時) (レス) @page18 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - おもしろくてすぐに読み終わりました(о´∀`о)続きが気になります😃更新頑張って下さい(*´∇｀*) (9月3日 4時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
モモ - かーーーーーーーーーーーみです。ナンパされて当然だという格好をしていました。かぁぁぁぁぁかわいい！！ (2023年1月7日 10時) (レス) @page15 id: 759a61aa3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くせらや | 作成日時：2022年11月23日 17時
