合コンに行ったら彼氏と遭遇した。【呪術廻戦】【名探偵コナン】

46話 ページ47

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甚爾さんには本当にお世話になったなぁ。星漿体の依頼が来てたらしいあの時、お出掛けに誘っといてよかった。なんかやばいことになってた気がするし。




「……今の話からいくと、君はどうして術師になったんだ？」



「気分ですかね。ある2人組に出会って、関わって、スカウトされたんです。家系じゃなくて、スカウトで入ればいいじゃんって。そう言う問題じゃないって何度も言ったんですけど……育ててくれた人が後押ししてくれて。それで今に至ります」





五条さん(・・)と夏油さんは当時の私からしてみれば家の奴らと同然だったから反抗したけど無意味だった。
家出して私が高専に通っていることは私が2年になるまで家に知らされることはなかった。その間になんとか昇り詰めて特級までいけてよかったと今でも思う。
だって昇級邪魔されるんでしょ、最悪じゃん。





「後悔は、ないのか？」



「それ聞きます？あるに決まってるじゃないですか。現にこんな嫌がらせされるし、殺されかけるし。
────何よりも私のせいで迷惑をかけてしまった双子がいる。そんなの、後悔してもしきれない」





真依、ごめんね。真希も、ごめんね。
私が耐えていればあんなことにはならなかったかもしれない。そんな事を考えては辛くなった。
でも私は祓うことしかできないから。



「私には術式(これ)しかないから、自分を最大限に利用したいの」




書類を整理する音が静かに聞こえる。
微かに降谷さんが息を詰まらせたのがわかった。ふと視線を降谷さんの方へ移すと、彼の顔は怒りを露わにしていた。




「自分を利用……？何を考えてるんだ君は！！！
何故人を助ける君が自己犠牲を考えている？！何故あの時同期を助けた！？
僕がAを好きになったのは……っ！」



「私は、人を助けるのに理由などありません！！警察とは違うんです！！人助けが目的じゃないんです！！！祓って祓って祓い続けるのが私たちなんです！！！」



「だとしても！！その考え方は違う！！君がそれに囚われる必要なんてない！！！自分の人生なんだからいいじゃないか！術師としての、道なんかない！！！！
それは君の道だ！！！！！」




息切れをしながら、私に必死に訴えてくる。そんなの今になって聞きたくない、なのに心が温かくなった。
小さく呟いたありがとうは、彼の耳に届いてないといいな。




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お兄ちゃんが誰かわかったら嬉しいです。

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