合コンに行ったら彼氏と遭遇した。【呪術廻戦】【名探偵コナン】

44話 ページ45

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戦闘体制に入ると、周りは一定の距離を取った。
条件は2つ。術式を使わないこと、地面に膝をつかせたら勝ちということ。




「ちょっ、まっってくれ。もしかして3体1か？」



「？ 違うんですか？」



「公安とFBIも舐められたモンだな」



「松田くん、それは君にも当てはまると思うが」





はて、何かおかしかっただろうか。
不思議そうにする私を面白おかしく笑う萩原さんたち。コナン君は苦笑いを浮かべている。
……何故だ。




「ビビってるんですか？ほら、自慢の拳見せてくださいよ」



「テメェ…痛い目見ても知らねェからな！！」





思いっきり距離を詰めてきた松田さん。そのまま右ストレートを私の顔にお見舞いしようとする。やっぱり彼は一般人だ、遅すぎる。
ひょい、と避けると後ろに気配を感じその場にしゃがむ。




「ホォ…一筋縄ではいかないな」




ポケットを手に突っ込みながら、数多に降ってくる拳や蹴り、技をひょいひょいとかわす。そんな私の様子を萩原さんたちは目をこれでもかってくらい見開いていた。




「よそ見は感心しないな」




前にいた筈の降谷さんが消え、後ろから足を掬われそうになる。その隙に赤井さんが顔面めがけて殴ろうとするため左手で受けた。松田さんの拳はかわし、脛に蹴りを入れる。



「〜〜ッ！！！」


「弁慶の泣き所、ですもんね」



意地で立っている松田さんにもう一度蹴ろうとするも、降谷さんから攻撃を仕掛けられる。かわせないと判断し右手で受けるも、パワーが違いすぎて思わずふらつく。

後ろから赤井さんが私の肩に向かって手刀を落とそうとするのがわかった。その間も降谷さんと松田さんは手も脚も休めない。



「ちょっ！なんか虐めてるみたいじゃん！ストップストップ！」


「ふはっ。ハギさん、よく見てなって」




────ドサッ、と倒れる音がした。
動揺を見せた松田さんの背中を思いっきり蹴り、赤井さんの腕を捻り上げる。

勝負アリだ。




「はっちょっ、何が起こったの？！」



「あれは……痛いな」



「はーい先輩の勝ち〜」




意外と時間がかかったな…と思いつつ床に座っている彼らを置いて可愛い後輩達のとこへ行く。
案の定、萩原さんたちからはなにがあったの？！と聞かれた。




「降谷さんが後ろに回ったときに回し蹴りして、動揺した松田さんの後ろに回って背中ドーン。そのまま赤井さんの腕捻って終了ってこと」



「へぇー凄いねぇ」



「考えるのやめたなコイツ」

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