34話 ページ35
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じゃあちょっとよろしいですか?
というわけでで連れてこられたのはまさかのウチの目の前の豪邸。え、ここに住んでんの?世間狭くね???
因みにポアロには梓さんと呼ばれる可愛らしい店員さんがおり、空気を読んだのかなんなのか知らないが私たちが店を出るまでバックヤードらしきとこにいた、らしい。
よかったー安室さんいなくて。
「アイスコーヒーでよろしいでしょうか?」
「僕もそれがいい!」
「今時の小学生ってコーヒー飲むんだね。お姉さんびっくりだよ」
つくづくコナン君って小1じゃないよね。てかもう隠す気ないよね。
コナン君は乾いた笑みを浮かべ、そういえばさと全力で話題を変えてきた。
「よく昴さんが赤井秀一とかライとかってわかったね」
「え?誰が?」
「だから昴さんが」
「えだからその、昴さんって誰?」
「え?」
「ん?」
どっからでてきた昴さん。
コナン君は私がその人を知らないことにあっけらかんとしている。眼鏡のお兄さんはアイスコーヒを運んでくれていたらしく、私の目の前に座り改まった様子で話し始めた。
「名前を言うのがまだでしたね。
私は沖矢昴と言います」
「貴方が昴さんだったんかい」
禪院Aと言います、珍しい苗字ですね、よく言われます。そこまで会話とも言えない会話をするとなんとも言えない間が生まれる。こーゆーときだよコナン君、と目線を送るもアイスコーヒーに夢中だった。
なにその俺の役割は終わったみたいな感じ。これからだよコナン君。
「来ないな…」
「もう先に話しちゃえば?」
沖矢さんからは想像できないイケボに思わず目を見開く。え、もしかしなくても声作ってる?どっちが素なんだ…いや今のイケボだったらあの忌々しい五条の声を超えられるぞ。
「この姿でいる必要もないか…」
「…………は?え?だれ?」
なんと変装だったらしく、顔がにゅーんと伸びたかと思ったらイケメンが現れた。すいません顔はもの凄くいいんですけどマジで何方ですか。
そしてなぜか私が驚いてるのに2人が驚いてると言うこの状況。
「…知ってるんじゃ、なかったのか?」
「何をですか?」
「赤井秀一と、ライのこと…」
「知ってるってゆーか…独り言ってゆーか……」
なんて言ってたっけなー記憶あってんかなー…あ言ってみればわかるかも!って感じで呟いたそれは、どうやら重要なことだったらしい。
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まみこ(プロフ) - 面白かったです〜一気読みしてしまった!!無理しないでほしいですけど是非続編出してほしい!! (2022年11月17日 15時) (レス) @page50 id: 14aa4362dc (このIDを非表示/違反報告)
aaaa(プロフ) - すごくおもしろったです!!無理はしないで欲しいのですが、続編期待しちゃいます( ; ; )それくらい面白かったです!!!!!!ありがとうございました!!!!! (2022年8月29日 21時) (レス) @page50 id: 37531683ef (このIDを非表示/違反報告)
くせらや(プロフ) - Mizukiさん» コメントありがとうございます!!とっても嬉しいです😭✨最初から最後まで面白いと言っていただけるお話が書けてよかったです!!私もこの作品には愛着(笑)があるので、正直とても悩んでいます💭その時は読んでくださると光栄です🙏!! (2022年8月14日 13時) (レス) id: befea80465 (このIDを非表示/違反報告)
くせらや(プロフ) - 亜澄奏ーAsukaーさん» 2回もコメントありがとうございます!!😭スッキリとした完結ではなく、続きがあるような終わり方をしてみたかったのでそう言ってもらえて光栄です✨番外編はどうしようか悩んでます(笑)作った時には読んでくださると嬉しいです🥰 (2022年8月14日 13時) (レス) id: befea80465 (このIDを非表示/違反報告)
Mizuki(プロフ) - 完結おめでとうございます(^○^)このお話は初期から見ていましたが、凄く面白かったです!続きが読みたいなー…なんて、でも本当に面白かったです!これからも応援しております❣️ (2022年8月14日 0時) (レス) @page50 id: e4dddfb1f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くせらや | 作成日時:2022年5月20日 19時