合コンに行ったら彼氏と遭遇した。【呪術廻戦】【名探偵コナン】

16話 ページ16

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あぁ……なるほど。警戒すべきはコナン君ではなく、あいちゃんの方ってことか。
頭に響く彼らの会話を聞きながら歩美ちゃんと話すなんて気が狂いそうだ。それも全く違う内容。
………まあ、慣れればそうでもないが。術式の応用でよくやってることだし、これは役に立つ。

聞こえてないと思っている2人の影を見て微かに口角が上がった。





「あっ！帰ってきたー！」



「ほんとだね、何を話していたんだろう」






…まあ、知ってるんだけど。
帰ってきた2人は至って普通に振る舞っていた。なに話してたの？と歩美ちゃんが聞くと、ちょっと聞きたいことがあって、とあいちゃんが言った。うん、あながち間違いではないね。

さて、これからどうしようかというところでポケットが震えた。…あ、伊地知さん。




「すいません忘れてました」


「正直ですね。…あの、お見送りは無事にできましたか？」


「あー…まあ、今してます」


「い、今？」






そーいや任務が終わってから何分くらい経ってたんだろう。多分30分は経ってるのではないか。小さい子供を送るのにそんなに時間がかかるなんて思わないからね。私もこんなにゴタゴタしてるの初めてだよ。

あと少し経ったら帰ります、と伊地知さんの不安を煽るような言い方をし電話を切った。





「だれ？」


「あー…先輩」


「一緒に住んでるの？男？」


「まあ、寮生活だから」


「え"っ、駄目だよそんな危ない場所！」






コナン君は私の保護者かなんなのか。はたまた工藤くんなのか……取り憑いてる呪霊たちはまるで私に彼の正体を暴け、と言っているみたいだ。
そもそも小さくなるだなんて呪詛師にでも襲われたのか？そんな地味な術式持ってる奴なんて、役に立たないだろうに。

……まてよ、仮にそーゆー奴がいたとしたらあいちゃんもじゃないか？あの会話から2人が小学生じゃないことは確実だし。




「ちょっとなにしてんの、早く行くわよ」


「へ、どこに？」


「ポアロよ」




「今度一緒に此処行きませんか？！ポアロって言うんですけど、めっっっちゃくちゃイケメンの店員がいるって有名なんですよ！！」






あぁ、野薔薇が言ってたところか。特に断る理由もないのであいちゃん達に着いていこう。




「いらっしゃいませー……おや、君たちか。元太君たちならあそこにいるよ」






やっぱ帰ろう。

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