合コンに行ったら彼氏と遭遇した。【呪術廻戦】【名探偵コナン】

21話 ページ21

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「じゃあ僕は帰らなきゃいけないから、またね〜」





そう言って颯爽と帰ってた奴に殺意だが、この家を用意してくれたことには感謝している。
日当たりのいいリビングに、書斎やふかふかのベッド、床はタイルでお風呂はめちゃめちゃ広い。合格だ五条、よくやった。

荷物は明日こちらに届くそうだがこんなに揃っているならいらないのでは、と思う。ゆーて寮の部屋に置いてたのは服とか本とかそこら辺。テレビもあればゲーム機もあるし、至れり尽くせり。




「あれ、なにすればいいんだ私」





何も聞いてなかった。
まあ此処に住むということは遠回しに米花町専属になった、と言われてるようなモン。呪術師が嫌うこの町だからこそ私が駆り出されたのだろう。理由なんてわかってる。


呪術界で此処は処刑場みたいな感じだ。毎日絶えない事件に比例して、呪霊はその存在を多くする。まさに人も歩けば呪霊に当たる。そんな町だ。……何言ってんだ私。

そんな所に私1人で行かせるとは中々の仕打ちだな。実際、目の前のお屋敷の屋根には三級程度の奴が張り付いている。さっき祓ったけど……キリがないな。





「お腹空いた〜………おい嘘だろ」





冷蔵庫の中が空ということで外に出なくちゃいけなくなった。嫌だ絶対やだこんな呪霊と犯罪で出来てるような町を歩きたくない。
しかし空腹には勝てず、スマホと鍵を持って家を出た。


スマホでマップを開いてコンビニに向かい、レジでアイスを買おうとすると




「動くな！！！！動いたら殺すぞ！！！！」





どんな物騒な警察だよ、と思ったら強盗だった。嘘だろおい。コンビニに来ただけじゃん。
ジーザス、神は死んだ。




「おいそこの女！！！
…目が死んでるお前だよ！大人しく言うこと聞け！」




なんか酷い言われようしてるなー。そう思って周りを見渡したらみんなしゃがんでた。あ、これ私のこと言ってんのか。
周りの人達は言われた通りにしゃがんでいた。なんか皆さんまたか…って言う顔してますけども。もしかして慣れていらっしゃる？
…いや強盗に慣れてるって何よ。




「おい、詰めろ」


「はっはい！」


「人質はどいつにすっかな〜」





強盗に来たのは2人組。商品棚が並ぶコンビニだったら死角になる部分が多いから正直いける。けど一般人に変なことしたら私が殺人犯になりかねない。
はて、困ったな。

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