合コンに行ったら彼氏と遭遇した。【呪術廻戦】【名探偵コナン】

19話 ページ19

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カランカラン、と軽快な音が鳴りひょこっと顔を出したのは白髪(はくはつ)目隠し。私がいるってわかってるからそれが言えたんだろうなと引くが、ソイツはお構いなしにこっちに寄ってきた。




「お、いたいた〜」


「……なに、何の用」


「やだ冷たい！！！！
…だからそんな目で見ないで！！」





この人は鈍感なのか、はたまた空気が読めないのか。黒ずくめの格好に目隠し、背が高くムカつく調子で現れたからコナン君とあいちゃんと安室さんからの視線が鋭い。
特にあいちゃんは警戒心MAXで五条を見つめている。

ざっくり言うと用件は次の任務らしく、帰りが遅い私を心配して来たらしい。ナイスタイミングだ。





「ごめんなさい安室さん…ちゃんと説明したかったのですが、彼に呼ばれてしまったので」


「そーそー。僕らは暇じゃないんでー」


「へぇー！それってどういう意味なのー？」






てちてちとこちらに来たコナン君。私と安室さんはお互い立ってバチバチしていたから、座っていた彼のその小さな体を椅子から下ろすときの動作がクソ可愛かった。

五条はコナン君を見ると、うげぇという顔になった。





「というか此処、濃すぎない？よくこんなとこで長時間いれたね。僕だったら赫ぶっ放してる」


「仕事はちゃんとやる主義なんで」


「腐ったみかんのことなんか聞かなきゃいいのに」


「何の話をしてるんですか？」






ポアロには安室さんがいるからか、嫉妬などからできた呪霊に加えコナン君がいるためかなりやばい。此処に他の術師来たら圧で倒れるんじゃないか？

という機密情報じゃないけど一般人の前で話すようなことじゃないことをペラペラ喋ったため、疑いの目が強くなる。




「こっちの話。じゃ、Aは連れてくから」


「ちゃっかり僕の質問無視してない？？」


「…ねぇアナタ」




コナン君の質問普通に無視してたなー、と思ってたらあいちゃんの静かな声。やっぱあいちゃん子供じゃないわ。




「目、見えてるの？」


「もちろん。見えすぎてる」


「見えすぎてるとは？」


「君たちに話すことじゃないね」





五条のせいで私まで怪しまれているんじゃないかこれ。答え方が彼らの好奇心を煽るようなものだから中々終わらない。それは探偵団の皆んなも同じようで。



「兄ちゃん白髪(しらが)だな！」


「…なにこのクソ餓鬼」


「黙れ五条髪が白いのが悪い」


「まって酷すぎない？？？」

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