Elwesyの葉は知っている〜２〜 (ページ26)

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72話　〜クリームソーダ〜ページ26

店員「か、かしこまりましたぁ♡」

っと言って去っていく定員さんを眺めていたら、スマホ掲げてこちらをみているJKさんたちと目が合った

JK1「キャァ〜！今目が合ったよね？」

JK2「間違いないわよ！」

黒木、容姿だけは良いからねぇと思って黒木の方を向く

黒「ん？何か失礼なこと考えてない？」

「よく分かったわね」

黒「...そういえば、クリームソーダ頼むなんて案外可愛いところもあるんだね」

「うるさいわよ。ただの糖分摂取よ」

黒「クリームソーダの糖分は角砂糖何個分か知ってる？」

「200mlで10個でしょ。知ってるわよ、それくらい」

黒「冷たいと人の舌は味覚が鈍るからね」

「何。太るとでも言いたいの？」

店員「お、お待たせしましたぁ♡」

黒「いえ、ありがとう」

「...ありがとうございます」

お！結構美味しそうね...

店員「あ、あの♡！」

おお...

黒「はい？」

店員「こ、この後、お、時間ありません、か？」

黒木君、モテるねぇ...

黒「今日はごめんね？この後用事があるから」

店員「お、お兄さんは、ど、どおですか？」

ん？...

二人がこちらを見てくる？

...いや、私これでも女子なのだけど...？

「いや、今日はコイツに付き合わなきゃ行けないんだ。ごめんね？」

声を男性声に変えてみた

凄いでしょう？これこそが10年続けて来た演技よ

店員「えあっ！じゃぁ、こ、今度また、こ、こに来てくれません、か♡？」

「それくらい喜んで。ね？クロ」

JK3「私、毎日ここ通うわ」

JK2「三人で通おー！」

JK1「おー！」

黒「ああ、都合が合う日で良いなら」

店員「やった！...ご、ごゆっくりーお、過ごし下さ、い♡」

そう言い、定員の決まり文句を言って早足に去っていく

「まさか、私が男として見られていたとはね」

黒「声、変えることができるんだ...？」

んんっ、クリームソーダ美味し！

「ええ。あ、店員＆JKさん喜ぶからここまた来てあげてね」

黒「Aも一緒にね」

「え、忙しいから無理よ。オムライス美味し〜」

黒「Aが言ったことだから君が責任取るべきだよ？」

「んんんんん。んんんんんんんんん」
(そうですね。じかんが合うときに)

黒「すごい棒読みだね。行く気ないんだろう？」

「いつか行くよ、いつか」

黒「はぁー」

「ため息つくと幸せが逃げるわよ？アーヤちゃんとか」

黒「それは人のこと言えないだろう」

「あー美味しー」

無視、無視

それから10分後、ようやく本題に移った