Elwesyの葉は知っている〜２〜 (ページ17)

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63話　〜KZ会議〜ページ17

キーンコーンカーンコーン

前半の授業の終わりを告げるチャイムが聞こえた

若武君達が来る準備をしなきゃっと思ったが、睡魔には逆らえない

そういえば最近、任務で忙しくて寝てなかったな...

ここは秀明のカフェテリアである

どうして生徒が教室にいないのかって？

それはもう一週間も経つのに、まだ私の教室が決まってないらしい

ということで、今週は自由行動である

一時間前は今日使うラジコンカーを作っていたが、最後の仕上げをしないまま、机に放っていた

そして、寝ていたのである

秀明生がカフェテリアに集まって来ているが、隅の方なので寝ていても気づかれない

このままもう少し寝ていよう

...

パシャッ

何やら機械音が鳴った

目を開けた

「ごめん、みんな揃うまで寝かせて」

そして、目を閉じた

若「起きろ、A！」

黒「姫、起きないと襲いますよ？」

「ほっといて...」

小「この机の上に散らかっているの、Aの？」

「ええ...」

上「起きねぇと捨てるぞ？」

「それは困る」

仕方なく、ムクっと起きた私は、机の上の物を片付ける

美「何？これ」

「何でもない」

彩「みんな、ごめん。遅くなって」

美「大丈夫だよ、Aも今まで寝てたし」

彩「そうなの？」

「ええ」

若「証拠見るか？」

彩「え？」

は？

そう言って突き出された携帯には、私の寝顔が写っていた

やっぱり、あの機械音は写真を取った音だったのね

「消して」

若「何でだ？」

「写真に映るの嫌いなのよ」

私、浅葱の顔が残るのはまずい

美「今まで寝ていたバツだよ」

「冗談抜きで、早く消して頂戴」

若「嫌だ」

こうなったら力ずくで

「ごめん」

若「は？」

そういった瞬間、若武君の携帯を持っている方の手をねじり上げ、携帯を奪った

そして、素早く写真を消す

若「いてぇ。くっそっ」

美「上杉、あの写真復元できる？」

上「できないことはないが」

若「ほんとか？」

上「完全に削除されてなければ」

「ごめん、完全に削除した」

若「ああ、くっそぉ〜」

黒「A、あの短時間で凄いね」

「慣れてますから」

小「みんな、もうそろそろ良いかな？」

彩「そろそろ会議始めようよ？」

黒「そうだね。若武センセ、進行よろしく」

若「あ、ああ。今日は例のあの日だからこれから作戦会議d...」

「小塚君。例のあれ持ってきてくれた？」

小「うん、ここにあるよ」

「早速始めてもいいかしら？」

小「うn...」

若「おい、そこ！私語は慎め！」