Elwesyの葉は知っている〜２〜 (ページ13)

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59話　〜拷問必要？〜ページ13

管「こんにちは、あるいはこんばんわ、浅葱」

「こんにちは。さっきはいきなり呼び出しですみません」

管「暇だったから大丈夫だ。それより、あいつらは何なんだ？」

「あの犯人達は、こないだ貨物倉庫で偵察に行ったときのドラック犯の一味です」

管「そうか...で、今から聞き込みか？」

「はい、なのですみませんが、犯人達を尋問室に移してもらってもいいですか？」

管「もうしてある」

「流石です」

管「私は隣のミラー室で見ているからな」

「はい、分かりました」

そう返事をして、尋問室...犯人の口を割るための部屋へ行く

コンコン...ガチャッ

「失礼します」

犯A「お前は！」

「お久しぶりです」

もう一人が見当たらない

多分、隣の部屋かな？

犯A「くっそぉ！こんな所に閉じ込めやがって」

「今から私の質問に答えてくれれば、あなたはをこの尋問室から出しますよ」

犯A「ほんとか！」

「はい、じゃあ、質問しますね...あなた達は何人ですか？」

犯A「し、知らねえ...」

「はぁ...分かりました。少々痛い目に遭うのがお好きなようですのでご希望の通り、少々痛い目にさせてあげましょう」

そういって固定されている犯人の手の爪を剥がそうとする

痛いの嫌いでしょ？

犯A「分かった、分かったから待ってくれ！」

「何人ですか？」

犯A「でも俺と、捕まっているあいつと、リーダーと、その秘書、そして、東国の三人しか知らないぞ？」

「というと？」

犯A「俺たち側の人は何人いるか分かんないんだ」

「東国は三人だけなの？」

犯A「ああ、三人だけらしい」

「ちなみに、組織の人の名前。誰か知りませんか？」

犯A「誰も知らないぞ」

「じゃあ、次の質問..」

その後も、色々と質問し、爪一枚、毛一本も抜くことも無かった

もう一人にも同じ質問をしたが、全く同じ回答だった

こちらも、毛一本、抜くこと無かった

犯A「なあ、ここから出してくれる約束だよな」

「ええ、この尋問室からはね」

ハンドラーにこいつらを監室に入れといてもらおう

犯A「はあ？約束が違うじゃないか？早く出せよ！」

「約束が違う？何を言っているのですか？」

そういって、隠しておいた録音機を取り出し、再生する

『今から私の質問に答えてくれれば、あなたをこの尋問室から出しますよ』

犯A「そ、そんな...」

二人共絶望したような顔をしながら、監室に入れられた

管「今日はもう帰っていいぞ」

「ありがとうございます」

こうしてアーニャ達が待つ家に帰った