Elwesyの葉は知っている〜２〜 (ページ1)

今日:6 hit、昨日:15 hit、合計:5,445 hit

47話　〜注文中〜ページ1

私は飲み物を買いに席を外した時、こっそりイヤリングを片方だけ椅子に置いた

このイヤリングは盗聴機にもなる

私がいない間、どんな話をするのか気になったからだ

...

若『なあ、この後何するんだ？』

立『え？若武、決めてなかったの？』

若『あ、ああ』

小『みんなの行きたい所でいいんじゃない？』

七『俺、ゲーセン行きたい』

若『それは、却下だ！』

美『もう、ここでいいんじゃない？』

立『とりあえず、後で決める？』

若『そ、そうだな』

若武達の呑気な声が聞こえる

黒『なあ、上杉。Aって、...何か怪しくないか？』

上『...関係している...って事か？それとも、...知っている...ってことか？』

よ、よく聞こえない

声のピントをこの二人に合わせよう

黒『...どっちもだ。何か裏を握っているような気がする』

上『分担の方は何か分かったか？』

黒『家は、東国の家と、マンションの二つを使っているらしいが、住所は分からなかった』

上『東国か...』

黒『ああ、だけど、住民票にAの名前は載ってなかった』

上『どういうことだ？』

黒『恐らく、もともと東国の住民ではないがそこに住んでいるあるいは...』

若『なあ、黒木。小塚と俺、どっちが背が高い？』

黒『小塚じゃない？』

上『若武の方がチビだな』

若『黙れ、アホ杉』

上『そっちこそ黙れ、バカ武』

美『ここは、店の中だよ。それに、チビなのは本当だし』

若『なにおう！』

本当、子供ね

黒『黙らないと静かにさせるよ？』

若＆美＆上『すみませんでした！/悪い...』

おお！黒木君最強！

立『お店の中だし、みんなのことも考えてね？』

若＆美＆上『ああ』

おお！可愛いアーヤちゃん最強！

七『ほんと子供だな』

若＆美＆上『ぐぬっ』

おお！天然七鬼君最強！

小塚君はさぞかし気まずいだろうな

...

そんなこんなで、今に至る

私は気づかれないよう、イヤリングを拾って付け直す

そして、フラペをすすった

うん、美味し