Elwesyの葉は知っている〜探偵チームKZ事件ノート・SPY×FAMILY〜 (ページ28)

今日:24 hit、昨日:14 hit、合計:12,160 hit

24話　〜任務説明〜ページ28

Aside

先輩と一緒にWISEへ向かった

菅「こんにちは、あるいはこんばんは。エージェント浅葱、黄昏」

「こんにちは、ハンドラー(管理官)」

菅「早速任務の話だが...近頃、日本と東国でドラックの密輸をしているらしい」

黃「ドラックか...」

菅「で、東国の奴らは元テロ組織員だったらしい」

テロ...

菅「今から十年前の話だが、西国のとある駅で、ある組織が二つの爆弾を仕掛けた。そいつらの思惑どうり、駅は吹っ飛び、大勢の人が亡くなった。黄昏は覚えているかもしれない。あの頃のWISEの調査員は全員、あの組織を潰すのに駆り出されたからな」

私は拳を握った

爪が皮膚に食い込んでいる

忘れもしないあの日、私は家族とその駅で次の便を待っていた

すると突然、辺りが爆発した

駅は吹っ飛んだ

目の前の人は血を出して横たわっていた

父は、足を一つ無くした

母は、手が片方無くなった

私は、父と母の間にいて、しかも小さかったので無傷だった

あのときのテロの奴らと聞いて、私はチャンスだと思ってしまった

自分の、この手で奴らを殺れる、復讐ができるっと

ギリッと奥歯が鳴った

黃「浅葱、落ち着け。お前の言いたいことは分かる」

深呼吸して少し落ち着いた

菅「浅葱、お前も知っていたのか」

「ええ、家族とあの場にいたんですよ。許せない。絶対に。何が何でも私が殺してやる」

黃「だから、落ち着け」

「十分落ち着いてます」

菅「話は戻るが、密輸犯達が今日動くらしい。今は相手が何人いるか分からないから今日は偵察だ」

黃「分かりました、行ってきます。行くぞ、浅葱」

「...まだ殺っちゃダメなんですね。分かりました、行ってきます」

菅「浅葱」

「はい」

菅「お前はエルウェシーみたいな奴だな」

「え？」

菅「エルウェシー、又の名をスノードロップっと言って、花言葉に表裏がある。表、外は希望や慰めだが、裏はあなたの死を望みますっという花言葉がある。まさにお前みたいな、一見優しい、謙虚な奴だが、心の内は殺したいという欲望でいっぱい。似てると思わないか？」

「はぁ、そうですか？」

黃「早く来い！」

「はい」