l o v e s i c k / Kazuma.K (ページ24)

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#24 ページ24

〇〇 side

ずっと慎の言葉が引っかかてた。

慎『また考え事してる』

〇〇「ごめん、まただね笑」

慎『〇〇、俺のこと好きじゃないでしょ？』

〇〇「は？そんなわけ...」

慎『そうなんだよ』

〇〇「慎と付き合って結構経つけど想いは変わらないよ...」

慎『ほんとの気持ち、隠してるよ...』

〇〇「え？」

慎『どれだけ、俺が壱馬さんに嫉妬してるか知ってる？』

慎『どれだけ、俺が〇〇を愛してるか知ってる..?』

〇〇「え？」

慎『今の〇〇は心の中で壱馬さんがいるんでしょ？変な気持ちになるって言ってたけどカフェに行った時も壱馬さんが神尾さんと付き合ってるって言ったら悲しそうな顔してたし、結局は壱馬さんのこと好きだったんだよ、幼馴染って勝手に思い込んでるままで...』

〇〇「っ...」

慎『〇〇が好きなのは壱馬さんなんだよ...
だからもう、終わりにしよう..?』

〇〇「え？」

慎『いくら俺が〇〇にキスしても〇〇の心の中は壱馬さんでいっぱいだから、壱馬さんに思い伝えて...』

〇〇「っ...慎...」

慎『俺からのお願いだから...』

〇〇「......わかった」

私は本当の気持ちに気づいていなかった。
幼馴染のふりして、＂幼馴染＂という言葉の鎖から縛られてただけだった。

私は壱馬へ電話した。

本当の気持ちを伝えるために...