l o v e s i c k / Kazuma.K (ページ3)

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#3 ページ3

〇〇とは席は近かったけど、横の席ではなくて
席は空いていて、少し不安になった。

教室に入るとすぐに体育館に行くよう言われて、〇〇を引っ張って体育館へ向かった。

〇〇「校長先生の話長いんだよなぁ」

壱『確かに、でも寝んなよ』

〇〇「それは、どうかな〜笑」

壱馬『寝たらお仕置きでもしたるわ』

こんなやり取りが幸せ。
何よりも、そう、あいつが現れるまでは。

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俺の予想通り、〇〇はずっと寝ていた。
そういうところが可愛いんだけどなぁ。

後ろを見ると転校生っぽいやつがいた。
もしかして、〇〇の席が空いてたのって...

始業式も終わって、〇〇は眠そうに目を擦っていた。

壱『お前、寝てただろ？』

〇〇「やっぱりバレた？ごめんなさい！」

壱『別にええけど』

〇〇「良かった〜なんか買ってこいとか言われるかと思った〜」

壱『ばーか』

〇〇「へへっ」

壱『てゆーかお前の隣の席さ、』

〇〇「うん」

壱『転校生っぽいよ？』

〇〇「え？まじで...?」

〇〇「私、初めての人とか苦手なんだよなぁ...」

壱『別に普通に接してればいいんじゃねぇの？』

〇〇「うん...」

〇〇は不安そうに下を向いた。