狂人 ページ34
どんどんみんながやられていく状況に困惑していた時だった。
ut「あっやっと見つけたわ〜A、こっち来て一緒にお茶しよ。」
zm「こいつホンマリアル狂人やな…口説き方が頭おかしいで。」
大先生リアル狂人に一票。
そっち行ったら殺されるだけなのは見え見えだ。
zm「Aは下がってたほうがええ。俺が殺る。」
『いや、でも…。』
zm「俺が殺ったらAから信頼得られるんよな！？」
『…う、うん！』
思ってみればそうだ。
ここで人狼サイドが確定している大先生を殺したら、身内切りの可能性もあるが、その可能性よりも、ゾム兄が味方という可能性の方がはるかに大きい。
ここで…大先生を殺ったら一石二鳥でもある。
銃撃戦が始まる。
互いに廊下にあるテーブルなどをうまく使って撃ち合う。
しかし、激闘の末。
ut「くそッ！！」
zm「あっぶな…。」
『ゾム兄つっよ。』
ゾム兄が簡単に勝ってしまった。
なんか大先生人狼陣営ってわかっててもちょっとかわいそう。
大先生も私なんかに比べて何倍も上手かったんだけどな…惜しかった。(果たして私はどちらの味方なのだろう)
zm「…確認なんやけど、Aは人狼とちゃうよな？」
否定し、村人だと告げる。
とりあえず、ゾム兄は味方だ。
これでひとまずは安心。
今生き残っているのは…
トントンさん、シッマ、ゾム兄、私の４人。
…ってことはまさか！！
〈〈パンッ〉〉
そんな音がすると同時に、バタッと地面に何かが叩きつけられる。
…ゾム兄が倒れていた。
『ゾ、ゾム兄が撃たれた！？…誰が…。』
tn「まあもうわかるやろ。残り３人で、人狼陣営は狂人しかまだ死んで無い。Aが白なら…
黒は俺とシッマしかおらへんよな？」
そう言ってゾム兄の背後から現れるトントンさん。
…トントンさんが人狼だったなんて全くわからなかった。
おそるべきポーカーフェイス。
そして一瞬でも疑ったゾム兄に謝罪しか思いつかない。
tn「さて、銃撃戦や。昨日の使って、頑張ってみ？」
そう喋るトントンさんは少し優しそうだった。
なるほど、真剣勝負ってこと。
…時は止めない、止めちゃダメ。
そう、自分の中でルールを決めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 170人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜飴月／黄泉月(プロフ) - もっちーさん» コメントいただき、ありがとうございます！これからギャグももっと追加していきますねw頑張ります！！ (2018年9月25日 7時) (
レス) id: 89c3a7601e (このIDを非表示/違反報告)
もっちー(プロフ) - この話凄い好きです!!特にギャグ要素が…ww続編頑張って下さい!!応援します!! (2018年9月25日 7時) (レス) id: 7b249d4c52 (このIDを非表示/違反報告)
黄泉月(プロフ) - あやト。さん» コメントいただき、ありがとうございます！応援いただき光栄です、頑張ります！ (2018年9月2日 21時) (レス) id: 89c3a7601e (このIDを非表示/違反報告)
あやト。(プロフ) - たまにギャグが不意打ちでくるのでとても面白いです(^ ^)これからも頑張ってください！ (2018年9月2日 21時) (レス) id: 199ead33bb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜飴月／黄泉月 | 作成日時：2018年8月31日 19時
