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．
「次ィ？」
「不死川さん、Aさんと２人で話しても？」
「別に構わねェが」
兄さんが部屋の外へ出る。
何かやったっけか。
イレイザーヘッドが口を開く。
「まず、お前が無事で良かった」
『…………は』
思わず間抜けな声が漏れる。
「鬼殺隊の方々から、粗方の事情を聞いた。
因縁の相手と、戦ったらしいな」
イレイザーヘッドの耳が早えのか、鬼殺隊の口が軽いのか……
いやまァ心配してやってくれたことなんだろうけど。
「お前の前世についてどうこう言う気はない。何せお前の前世は詳しく知らないからな。
でも、今は違う。口出しさせてもらう」
イレイザーヘッドが、真っ直ぐ私の目を見つめる。
「もっと自分を大切にしろ。
お前が病院に運ばれたと聞いて、俺がどれだけ肝を冷やしたかわかってるか？
お前は鬼殺隊員だ、柱という称号も得ている。
俺よりも強いかもしれない。
だがそれ以前に、お前はまだ生徒だ。
生徒を心配しない先生はいない。
他人を大切に思うのもいい。
他人の為に動くのもいい。
だが、もっと命を大切にしろ。
お前には、一度死んだからかは知らないが、その意識が足りない」
イレイザーヘッドが手を伸ばす。
そして、ぽん、と頭を撫でた。
「お前は大事な生徒だ。
雄英に入ったからには、卒業するまで、みっちり扱き倒してやる。
だから、もっと自分自身を労れ。大事にしろ。
いいな？」
あぁ、この人は“先生”なんだ。
これが、“先生”っていうのか。
ぽつり、と言葉が溢れる。
『ありがとう、ございます…
相澤先生』
前髪で隠れてよく見えないが、先生が目を見張ったように感じた。
あァ、そういや“先生”って呼ぶのは初めてだっけか。
何だろう。
悪く、ねェな。
この感じ。
密かに、唇の端を上げた。
_______________
解説もどき��
“イレイザーヘッド”呼びと“先生”呼び
今まで風雷ちゃんは、相澤先生のことをただの
“ヒーロー”として見てたんですね。
だから、ヒーロー名で呼んでいた。
そもそも前世で学校に通ってなかったから、
“先生”がどういうものかも知らなかった。
“お前は俺の生徒だ”って言われて初めて、目の前のヒーローを“先生”だと認識した。
だから呼び方を改めた。
って感じです。いや説明むじぃ。
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橙沼(プロフ) - 更新楽しみに待っています！ (3月12日 0時) (
レス) @page31 id: 672b289667 (このIDを非表示/違反報告)
しぐれ - ミホさん» ありがとうございます！かなりゆっくりにはなりますが、また頑張ってみようと思います。待っててくださってありがとうございます！！ (9月18日 22時) (レス) id: 4ef44e5210 (このIDを非表示/違反報告)
しぐれ - オタクの小５男子さん» ありがとうございます！ (9月18日 22時) (レス) id: 4ef44e5210 (このIDを非表示/違反報告)
しぐれ - オタクの小５男子さん» コメありがとうございます！たしかに、ちょっとキリヲ先輩意識してるかもですね……屠朽幻の漢字は、頑張って探してみて下さい。一つ言っておくと、あまり良い意味ではないです。 (9月18日 22時) (レス) @page30 id: 4ef44e5210 (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - 更新待ってます！でも無理しないでください。 (9月7日 16時) (レス) @page29 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぐれ | 作成日時：2022年7月10日 21時
