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．
ざらり
そんな気色悪い感覚で目が覚めた。
「……お目覚めか？風雷A」
『…お前ッ……！！』
私は荼毘の膝の上に、しかも向かい合わせで座っていた。
首を舐められたらしく、とても気色悪い。
『ふざッけんな……今すぐ下ろせ！』
拘束を解こうと試みるも、矢張り男女の力の差は大きい。
「暴れんなって……爆豪が起きちまうだろ？」
……そうだ、勝己。
勝己は。
目の前のツギハギ野郎から顔を背け、首を回して部屋を回し見る。
いた。
拘束され、眠っている。
特に目立った外傷はない。
呼吸も安定している。
ひとまずは安心した。
「おいおい……俺から目を背けるなんて、悪い子だなァ？」
ガリ、と首筋に鈍い痛みを感じる。
一瞬遅れて、噛まれたのだと分かる。
生温いものが伝う感覚がした。
どんだけ強く噛んだんだよ……ッ
『クッソ……放せ……！！』
「さっきのは優しい方だぜ？口を塞がれたいか？」
荼毘はそう言い、顔を近づけてくる。
背中に悪寒が走る。
『やめろ………ッ！！』
「そのくらいにしろ、荼毘」
制止の声がした。
死柄木弔だ。
「仮にもゲストだ……丁重に扱えよ」
荼毘が不服そうに顔を離した。
そして、勝己が目を覚ます。
こちらを見て、悔しそうに目を見開いた。
「……ッ、A…！」
死柄木弔が口を開く。
「目覚めたばかりで悪いね。
早速だが……ヒーロー志望の爆豪勝己くん、風雷A。
俺の仲間にならないか？」
「寝言は寝て死ね」
『もうちょっとマシな冗談言えねェの？』
_______________
〈No.side〉
同じ頃、病院にて。
切島と轟は、病院の前に佇んでいた。
「八百万……考えさせてっつってくれた……
どうだろな………」
「まァ……いくら逸っても結局アイツ次第…」
そこへ八百万が現れる。
後ろには、緑谷もいた。
「八百万……答え……」
「私は_____」
「待て」
八百万の声を遮ったのは、歯を食いしばった飯田だった。
「……何で、よりにもよって君たちなんだ…！」
飯田は、共にステインと戦った２人に対し、悔しそうな声を出す。
「俺たちはまだ保護下にいる。ただでさえ雄英が大変な時だぞ。
君らの行動の責任は誰が取るのか分かってるのか！？」
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橙沼(プロフ) - 更新楽しみに待っています！ (3月12日 0時) (
レス) @page31 id: 672b289667 (このIDを非表示/違反報告)
しぐれ - ミホさん» ありがとうございます！かなりゆっくりにはなりますが、また頑張ってみようと思います。待っててくださってありがとうございます！！ (9月18日 22時) (レス) id: 4ef44e5210 (このIDを非表示/違反報告)
しぐれ - オタクの小５男子さん» ありがとうございます！ (9月18日 22時) (レス) id: 4ef44e5210 (このIDを非表示/違反報告)
しぐれ - オタクの小５男子さん» コメありがとうございます！たしかに、ちょっとキリヲ先輩意識してるかもですね……屠朽幻の漢字は、頑張って探してみて下さい。一つ言っておくと、あまり良い意味ではないです。 (9月18日 22時) (レス) @page30 id: 4ef44e5210 (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - 更新待ってます！でも無理しないでください。 (9月7日 16時) (レス) @page29 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぐれ | 作成日時：2022年7月10日 21時
