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ピンポーン
「あら？配達かしら。今日何か頼んだ？」
「いや、頼んでないな。誰だ？」
「私出てくるわね」
母が玄関へ出る。
「お、いい感じの個性はっけ〜ん!」
やけに通る声だった。
「え？何ですかあなた！何言って……
アアあぁあッ！！」
ビシャっと何かが飛び散る水音と共に、母さんの悲鳴が響く。
「！？母さんっ！！」
慌てて玄関へ行こうとすると、父さんに抑えられた。
「お前は待ってなさい綾斗」
「父さん！だめ！行かないで！！」
またあの声が響く。
「ん〜……お前はぁ……いらないな」
「大丈夫か、綾乃ッ！！
！？
お前ッ！！彼女をどこへやった！！」
父さんが悲痛な叫び声を上げる。
「え〜どこも何も……僕の腹の中、かなっ」
「！！？
このッ………！！！」
「だ〜か〜ら〜……お前はいらないって言ったじゃん」
「ッ！！？」
再び水音。
そして沈黙。
「父さん？母さん？ねぇ、どうしたの？返事してよ……っ
！？」
恐る恐る玄関へ出ると、そこはまるで地獄絵図だった。
濡れに濡れた玄関。
掛けてあったパーカーも、帽子も、全て赤く染まっている。
そして、赤い血溜まりの真ん中で嗤う男。
「お、君だよ君。必要なの。
ちょーっとお母さん食べさせてもらったけど…だいじょーぶ！そんなに怖がんないで？君に、今からその
ソイツは近づいてくる。
「な、何、言って……やだ…いやだ、母さん！父さんッ！！」
「喚いたって無駄だよ？
ほら、逃げ場なんてないから」
いつの間にか、喉元に刀の鋒が当てられていた。
「ヒッ……！？
か、刀…！？おま、なん、で、そんなの、持って…」
「は〜い、静かになったねぇ。
じゃあ、あ〜ん」
男は口の中から細い何かを取り出す。
理解したくない。
分かりたくない。
のに、それは母さんの指だと分かってしまう。
「！！？！やだ！！やめろ！！！助けてッ！」
口をこじ開けられ、無理矢理それを突っ込まれる。
「無駄だってば。
ほら、僕の血だよ。ありがたく頂きな？」
．
_________________
「お、久しぶり〜！
下弦ノ伍、累くん」
_________________
母
藤咲
個性 糸
糸を操る。
父
藤咲
個性 顕現
思い描いたものを実現させる。ただしA4サイズまで。
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羽鶴(プロフ) - 柱の皆だーーー!!!!! (2022年8月1日 23時) (
レス) @page2 id: fcd2bda98b (このIDを非表示/違反報告)
しぐれ - 真昼さん» すみません、まだ作ってないですね…（汗）多分夏休みあたりには作ると思います。多分。 (2022年6月27日 20時) (レス) @page49 id: 2bbabfbdd8 (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - ヒロアカ×呪術廻戦（轟妹）はもう書いていますか？ 書いていたら、題名教えてください！ (2022年6月24日 15時) (レス) @page24 id: 2308cf2dd0 (このIDを非表示/違反報告)
しぐれ - あんみつすむーじーさん» ありがとうございます！ツンデレ！良い！はい！更新頑張ります！ (2022年4月15日 20時) (レス) @page17 id: 2bbabfbdd8 (このIDを非表示/違反報告)
あんみつすむーじー(プロフ) - 夢主ち"ゃ"ん"か"わ"い"い"ね"ぇ" 好きだわお嫁にください((((冗談です (2022年4月15日 20時) (レス) @page17 id: 61f5df45e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぐれ | 作成日時：2022年4月2日 16時
