2個上の先輩【kzh】 (ページ9)

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食器を片付けて、部屋に戻ろうとしたら叶先輩に声を掛けられた。「少しお話しよっか。」と言われて、先輩の後ろを付いて行った。

『お話ってなんですか？』

叶「何言われるか分かってるよね？」

叶先輩にそう言われた。うん、きっとサボり魔先輩のことだよね
知ってた。あのもみじ作ったのが私だよねって言いたいんだよね？

叶「ふふwそんな怖い顔しないでいいよ。僕は別に怒ってるわけじゃないから、葛葉にああいうことするのは、Aちゃんくらいだと思うよ？ほら、葛葉ああ見えてモテるからさ？」

要するに、私が彼に惹かれないから。と言いたいのだと思う。

『…葛葉先輩を、なぜ私のところに、』

叶「それは、僕の口からは言えないかな。知りたいなら、葛葉本人に聞くといいよ」

これ以上、先輩に関わりたくないんだけどなあ、とは言えない。
私のスクールライフが危機だと危険信号を発している。

叶「…Aちゃん、ちょっと動かないで」

はい、と言って先輩の言う通りにする。叶先輩に、頭を触られれば、バッと叶先輩の手が離れる。

葛葉「叶！おま、！！」

叶「葛葉、どうしたの？」

葛葉「どうしたのじゃねえよ、お前何考えて、！」

叶「ん？頭にゴミ付いてたから取ってあげようかなって思っただけだけど…」

叶先輩と葛葉先輩の言い合いを聞いている。うん、私の頭の上で言い合いをしている。やめて欲しいなあ？あと、バックハグやめて欲しいなあ…先輩、さっきのこと忘れてる？

『あの、葛葉先輩、そろそろ離して頂けますか、』

葛葉「わ、わり、」

叶「…ww 葛葉、自爆？w」

何言ってるのかさっぱり分からないけど、葛葉先輩の顔を見ると顔を赤くして口元を覆ってた。先輩、そんな顔するんだ。

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