2個上の先輩【kzh】 (ページ6)

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『ご勝手にどうぞ』

対してメンツ変わんないじゃんか。朝ごはん食べた時と。
ローレンはなんで起こしてくれないのとうるさいし、剣持はなんかブツブツ言ってるし、騒がしいったらありゃしないよ。

りりむと叶先輩の話が盛り上がってる中、1人黙々と唐揚げ丼を食していた。うまあ、しあわせ。と思いながら浸っていると、視線に気付き、その視線の方を見た。

パチッと目が合うや否や、バッと目を逸らされてしまう。
なんなんだろうこの人。女嫌いってのは聞いていたけどそこまで？りりむとしぃしぃとは普通に喋れるのに他の人にはこんな態度とってしまうんだと思いながら、私には関係ないしいいかと考えることをやめた。

『ローレン、そういえば数学のなんとか先生が呼んでた、この間の課題提出してないからだよ』

ロレ「え、それマ？やべぇ、やったわ」

『だから、ちゃんとやれって言ったのに』

やらかしたと頭を垂れて唸るローレン。本当にばかだ、こいつ
条件付きで教室戻ったらプリント見せてあげるから。と言うとぱあっと顔が明るくなってマ！？さんきゅ〜！と喜んでいる。単純だ、なんだ今の顔、赤ちゃんかよ。と思った。

叶「Aちゃんさ、イブちゃんと委員会が一緒なんだっけ？」

あれ、この人私イブラヒム先輩と委員会一緒だなんて言ったことあったっけ…と考える。はい、と返事するとどうやらイブラヒム先輩が私の話を良くしているらしい。なんでだよ、何の話をしてんだよと架空のイブラヒム先輩に怒っていた。

叶「葛葉がよく…」

葛葉「叶、おま！ふざけんな、」

叶「あ、ダメだった？」

葛葉「ダメだろ！普通に…」

ええ、すごく気になるんだけど。サボり魔先輩の話と私の話にどんな関係があるの。なんでですか？と聞くわけにもいかないしなあと最後の唐揚げを頬張った。

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